報道・広報

国際海運の温室効果ガス(GHG)排出削減目標及び具体的な対策を議論
~国際海事機関(IMO)第79回海洋環境保護委員会(12/12~16)の開催~

令和4年12月9日

 

12月12日~16日にかけて、国際海事機関(IMO)第79回海洋環境保護委員会(MEPC79)がハイブリッド形式で開催されます。
今次会合では、国際海運からの温室効果ガス(GHG)排出削減目標をはじめとする気候変動対策、海洋汚染防止対策等、船舶の環境対策が議論される予定です。

MEPC 79での主な審議予定事項は以下の通りです。(詳細は添付資料の別紙1参照)
 
1.国際海運の気候変動対策
  • IMOは2018年に「GHG削減戦略」を採択し、➀2030年までにCO2排出量40%以上削減(輸送量あたり、2008年比)、➁2050年までにGHG排出量50%以上削減(2008年比)、➂今世紀中なるべく早期に排出ゼロという目標を設定しています。
  • この「GHG削減戦略」は第80回海洋環境保護委員会(2023年7月開催予定)で改定されることとなっており、今次会合では、各国から提案された具体的な改定案について議論が行われる予定です。
  • 我が国からは、「2050年までに国際海運からのGHG排出を全体としてゼロ(2050年カーボンニュートラル)」という目標に加えて、今後のゼロエミッション船の加速度的な普及などを最大限推し進めることで達成できる目標として2040年に50%削減(2008年比)を掲げることを提案しています。(我が国提案については添付資料の別紙2参照)
  • この2040年目標は、現行の戦略が定める「2050年50%削減(2008年比)」を10年前倒しするものであり、野心的かつ達成可能な目標であると考えており、我が国提案の実現に向けて各国と議論を進める方針です。
  • また、国際海運からのGHG排出削減に向けた更なる対策についても現在開催中の第13回GHG中間作業部会に引き続き議論が行われる予定です。
 
2.その他
 
MARPOL条約附属書VI等の改正案の採択のほか、船舶バラスト水規制管理条約にかかるバラスト水管理の運用の問題等について審議予定です。
 

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省海事局海洋・環境政策課 一村、山本
TEL:03-5253-8111 (内線43-914、43-926) 直通 03-5253-8118 FAX:03-5253-1644
国土交通省総合政策局海洋政策課 平島、出原
TEL:03-5253-8111 (内線24-362、24-376) 直通 03-5253-8266 FAX:03-5253-1549

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