報道・広報

更なる内航海運の省エネルギー化に向けて3件の実証事業を採択しました

令和4年3月8日

国土交通省及び経済産業省は、令和4年度「AI・IoT等を活用した更なる輸送効率化推進事業費補助金(内航船の革新的運航効率化実証事業)」の公募を実施し、外部有識者からなる審査委員会の審査を経て、新たに3件の事業を採択しました。
 

○ 国土交通省及び経済産業省は、令和4年1月21日から2月21日にかけて、「AI・IoT等を活用した更なる輸送効率化推進事業費補助金(内航船の革新的運航効率化実証事業)」※1の公募を実施しました。

 

○ 今般、外部有識者により構成された審査委員会において、事業者より応募のあった提案について審査を行った結果、令和4年度以降に実施する「内航船の革新的運航効率化実証事業」として、計3件の事業を採択しました※2

 

○ 今回採択した事業の中には、省エネルギーに資する作業効率改善技術(自動荷役システム等)が含まれております。こうした技術の導入を支援することで、輸送全体の省エネ化がより一層促進されることが期待されます。

 

○ この事業による実証の結果については、省エネ・省CO2排出技術の効果を「見える化」する内航船省エネルギー格付制度の活用等により周知を図り、内航海運の更なる省エネ化を促進していきます。

 

※1 内航海運の省エネルギー化を推進するため、ハード対策(省エネ船型、二重反転プロペラ等)とソフト対策(運航計画・配船計画の最適化等)の組合せによる船舶の省エネルギー効果の実証事業を実施する事業者に対し、事業実施に必要な設備費、設計・工費、検証等費用の一部を補助(補助率1/2以内)。
※2 本採択は、令和4年度予算成立後、速やかに事業を開始出来るようにするため、予算成立前に行ったものです。補助対象者の決定や予算の執行は、令和4年度予算の成立が前提であり、今後、内容等が変更になる可能性があります。

新規採択事業一覧

<新規採択事業[1]>

事業者名
株式会社商船三井内航・田渕海運株式会社・新居浜海運株式会社
事業名称
新規開発メタノール燃料主機関を搭載する新造内航メタノール運搬船の燃焼効率向上に伴う省エネ、並びに、新規船体開発とIoT機器搭載による運航効率化達成に伴う省エネ実証事業
事業概要
メタノールを燃料とする国内初のエンジンによる燃費改善や、IoT 機 器を活用した荷役の自動化・効率化等により、省エネ運航を実現する。

<新規採択事業[2]>
事業者名
平安海運株式会社
事業名称
内航電気推進船の高度化による省エネ実証事業
事業概要
荒天時に発生する推進負荷をバッテリーによって平準化するシステムの活用や、荷役を自動化すること等により、省エネ運航を実現する。

<新規採択事業[3]>
事業者名
琉球海運株式会社
事業名称
RORO船の最適航海計画支援とバラスト水最適化運航による省エ ネ実証事業
事業概要
気象海象データを利用した航海計画支援システムの導入や荷役時間の短縮にも資するバラスト水量を 最適化する システムの導入等により、省エネ運航を実現する。

※ 掲載順は、事業者名の五十音順になります。
※ 事業名称は、事業者からの申請に基づくものです。

お問い合わせ先

国土交通省海事局海洋・環境政策課 山村、深尾
TEL:03-5253-8111 (内線43-954、43-915) 直通 03-5253-8636 FAX:03-5253-1644

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