報道・広報

国内初の「LNG燃料フェリー」が建造されます

令和元年11月20日

今般、国内初の「LNG燃料フェリー」が建造されることになりました。LNG燃料の採用により、従来のフェリーと比較して二酸化炭素(CO2)排出量の20%以上低減が見込まれます。国土交通省及び経済産業省は、このLNG燃料フェリーの建造を支援しています。

今般、株式会社商船三井により、国内初となる「LNG燃料フェリー」2隻が建造されることになりました。
本船は、株式会社フェリーさんふらわあが借り受け、同社が運航する大阪~別府航路において既存船の代替として、2022年末から2023年前半にかけて順次就航する予定です。

(参考)(株)商船三井、(株)フェリーさんふらわあ、三菱造船(株)の3社共同会見実施
     商船三井プレスリリース:https://www.mol.co.jp/pr/2019/19088.html
     フェリーさんふらわあプレスリリース:https://www.ferry-sunflower.co.jp/news/article/osaka_beppu_LNG_ferry.html

LNG燃料は、従来の燃料(船舶用重油)と比較して以下のような優れた環境性能を有しています。

  • 発熱量あたりの二酸化炭素排出量が20%以上減少
  • 硫黄酸化物(SOx)の排出量がほぼゼロ

内航船の大幅な省エネや省CO2を進めるため、国土交通省及び経済産業省は「内航船の運航効率化実証事業(内航船の総合的な運航効率化措置実証事業)」を実施しています。本年10月24日、同実証事業において、今般のLNG燃料フェリーは先進的省エネルギー船舶であるとして、その省エネ効果に関する実証事業を行うこととしています。

国土交通省では、このような先進的な取組への支援等を通じ、LNG燃料船の普及促進及びそれによる内航船の省エネルギー化・省CO2化に努めて参ります。
 
LNG燃料フェリーイメージ図(商船三井HPより)
LNG燃料フェリーイメージ図(商船三井HPより)
主要項目
乗客数 最大旅客定員763名
トラック積載可能数 136台(13m換算)
航行速力 22.5ノット
全長 約199.9m
総トン数 約17,300トン

参考:「内航海運の省エネルギー化実証事業を採択しました!」
   (https://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji07_hh_000138.html

添付資料

報道発表資料(PDF形式:236KB)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省海事局海洋・環境政策課 中村、鈴木
TEL:(03)5253-8111 (内線43-902、43-914) 直通 (03)5253-8636 FAX:(03)5253-1644
国土交通省海事局内航課 今元、前田
TEL:(03)5253-8111 (内線43-451、43-454) 直通 (03)5253-8626 FAX:(03)5253-1643

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