報道・広報

第1回「フェリー大傾斜事故防止対策検討委員会」の開催について

平成22年5月25日

昨年11月、熊野灘を航行中のフェリーありあけ(7,910トン)が、航行中に船体が右舷側に大傾斜し、その後、三重県御浜町沖に乗り上げて横転状態となる事故が発生しました。同事故は、幸い迅速な救助等により乗客乗員が全員無事救助されたものの、我が国のフェリー事故としては近年に類を見ない重大な事故です。
本事故の原因については、現在、運輸安全委員会において調査が進められていますが、同種の事故の再発を防止する観点から、国土交通省においては、当面の対策として、貨物の固縛や荒天中の操船について、業界団体に対する注意喚起を行ってきたところです。
昨年12月及び本年3月に運輸安全委員会から事故原因調査の進捗状況が公表され、事故に至る船舶の動きや、復原性の解析結果などが明らかにされてきており、本質的な事故再発防止対策の検討が可能となってきていることから、今般、事故再発防止対策の検討を進めるため、学識経験者及び関係業界により構成される「フェリー大傾斜事故防止対策検討委員会」を設置し、第1回会合を開催することとしましたのでお知らせします。

1.検討会の検討事項

フェリーありあけの事故時の状況を踏まえ、以下の事項について検討を行う。

・荒天中の運航において船体大傾斜を防止するための方策

・船体傾斜による貨物の移動防止のための方策

・その他のフェリー等の安全性向上のための方策

2.日時等

日時:平成22年5月28日(金)15:00~

場所:合同庁舎3号館 国際会議室

3.議題

・検討委員会設置の趣旨

・事故調査進捗状況等の確認

・今後の検討の進め方についての審議 等

添付資料

委員名簿(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省海事局安全・環境政策課担当 大西、先光
TEL:(03)5253-8111 (内線43533) 直通 (03)5253-8631

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