平成21年9月3日
1.海上に停泊中または接岸中の船舶内で行われる工事、修理、荷役、清掃等の工務や作業は、昨今では、船員以外の様々な外部作業者により実施されることも一般的ですが、最近この作業中に、危険物や人体への被害を生じうる積荷を原因とした事故が多発しています。(別紙1)これは、外部の作業者が諸般の事情により船舶内の特殊で危険な作業環境を熟知できないまま作業に当たらざるをえないことがありうること、作業の危険回避に関する熟練性等の減退が懸念されることなどが背景にあるものと考えられます。
そこで、船員に関する労働安全政策の分野で蓄積された情報を有効に活用しつつ、外部の作業者が船舶内の特殊な環境下において工務・作業を行う際の事故や労働災害の防止等を図るため、海事関係者、作業関係者、行政等が連携して実務者による対策検討委員会を設置することとし、その第1回会合を9月8日に開催することとしました。
本検討委員会はその後月1回程度会合を開催して、作業現場への安全性(危険性)に関する情報の確実な伝達方の策定、船舶内作業に特化した安全確保マニュアルの整備などについて検討し、今年度内を目途として一定の成果を取りまとめることとしています。
2.構 成
別紙2のとおり
3.『第1回船舶内工務・作業に関する事故防止対策検討委員会』について
(1)開催日時 平成21年9月8日(火)14:00~
(2)開催場所 中央合同庁舎2号館15階国土交通省海事局会議室
(3)第1回会合の議題 ・趣旨説明、既存の船員分野の労働安全措置事項等の説明
・各委員からの意見表明(フリートーク)
・各委員に対する実態調査の依頼 (等)
(4)なお、会議内容は非公開とさせていただきますが、冒頭のカメラ撮りをして頂いて結構です。会議終了後議事概要を作成し、後日国土交通省のHPにて公開します。