報道・広報

造船業の生産性向上に向けて、革新的な造船技術の研究開発 (i-Shipping Production) 15件に対する支援を決定しました

平成30年5月18日

国土交通省では、海事生産性革命 (i-Shipping) の一環として、造船工程における生産性向上を目的とし、IoTやAI技術等を活用した革新的な造船技術の研究開発を支援しています。
今般、平成30年度予算による先進船舶・造船技術研究開発費補助事業(革新的造船技術研究開発)として、15件の研究開発に対して補助金の交付を決定しました。


国土交通省は、ICTを利活用して船舶の設計から建造、運航に至る全てのフェーズにおいてイノベーションの創出・生産性向上を目指す海事生産性革命(i-Shipping)を推進しています。その一環として、造船工程における生産性向上を目的として、IoTやAI技術等を活用した革新的な造船技術の研究開発を支援しています。
平成30年度予算による先進船舶・造船技術研究開発費補助事業(革新的造船技術研究開発)について、平成29年2月1日から2月28日までの間、革新的な造船技術の研究開発を募集したところ、造船事業者等から17件の応募がありました。 その上で、外部有識者からなる評価委員会における評価を経て、下記の15件の研究開発に対して補助金を交付することを決定しました。
IoT技術やAI等を活用した造船現場
IoT技術やAI等を活用した造船現場

平成30年度 先進船舶・造船技術研究開発費補助事業(革新的造船技術研究開発)  採択一覧

事業者名※五十音順 事業名称
今治造船(株) レーザスキャナを用いた船体曲がり外板の製造支援
ジャパン マリンユナイテッド(株) NCデータ準備が不要な溶接ロボットの開発
造船工程での人と作業のモニタリング・プランニング技術の開発
ジャパン マリンユナイテッド(株)
(株)神戸製鋼所
片面サブマージアーク溶接法の品質改善と生産性向上のための研究開発
鈴木造船(株) 3D-CADを利用したモジュール化設計による多品種少量生産に対応した標準船の開発
常石造船(株)
九州大学
レーザ・アークハイブリッド溶接の造船への導入に関する研究開発
東京計器(株) 情報処理技術を活用した熟練技能者によるマイクロメートル級精密調整工程の自動化
東京大学
小池酸素工業(株)
(株)新来島どっく
(株)名村造船
造船工場の見える化システムの開発基盤「モニタリング・プラットフォーム」の構築と切断工程および小組立工程へ適用する研究開発
(株)ナカタ・マックコーポレーション 大型構造物(船体またはブロック・鋼構造物)への塗装に係わる施工の自動化
(公社)日本船舶海洋工学会 海事産業における製品情報の高度利用のための情報共有基盤“SPEEDS”の検証と実用研究
日本ペイントマリン(株) 革新的塗装工程の導入による造船所の生産性向上に関する研究開発
三井E&S造船(株) Digital Twinによる造船工程の高度化に関する研究
(株)三井E&Sマシナリー 舶用ディーゼルエンジンのスマートファクトリー基盤技術の開発
三菱重工業(株) 新軸系工事工法による船台工期短縮
三菱重工海洋鉄構(株) 4Dシミュレーションとスマートデバイス活用による艤装工程の効率化
 

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

【参考資料】採択事業一覧(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省海事局船舶産業課 高木・米谷・金子
TEL:03-5253-8111 (内線43-633、43-627、43-625) 直通 03-5253-8634 FAX:03-5253-1644

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