我が国海事産業の先端技術を世界に発信しました
（国際海事展「SEA JAPAN 2016」開催）
平成28年4月18日
| 平成28年4月13日(水）から15日(金）まで東京ビックサイトにおいて、船舶・舶用機器・海事サービスを幅広くカバーする日本最大の国際海事展「SEA JAPAN 2016」が開催されました。 展示会場では、国内で海事産業に携わる企業、団体、研究機関、大学及び政府が、密接に連携して企画した「ジャパンパビリオンテーマゾーン」を通じて、海洋開発向けの技術や高い省エネ技術など、日本の先端技術を世界にアピールしました。 会期中に国土交通省が開催した国際海事セミナーでは、国内外の海事関係者が「海事イノベーションへの挑戦」をテーマに講演し、海事産業における新エネルギーやIoT・ビッグデータの活用などに関する先進的な取り組みについて、有意義な意見交換を実施しました。また、ノルウェーから来日したアイハン貿易産業漁業副大臣は、基調講演で海事イノベーションの重要性を示しました。 |
SEA JAPANは1994年から隔年で開催されてきましたが、今回は28の国と地域の海事企業565社より各社の技術、製品及びサービスが展示され、3日間で19,232名が来場しました（速報値。出展者数・来場者数共に過去最大。前回開催（2014年）：488社出展、18,672名来場。）。
１．SEA JAPAN 2016開催概要
日 時 ： 平成28年4月13日（水）～15日（金）10:00～17:00
場 所 ： 東京ビッグサイト 東5・6ホール及び会議棟6階
主 催 ： UBMジャパン(株)
後 援 ： 国土交通省、（一社）日本船主協会、日本内航海運組合総連合会、（一社）日本造船工業会、（一社）日本中小型造船工業会、日本船舶輸出組合、（一社）日本舶用工業会、日本貿易振興機構
(SEA JAPAN HP：http://www.seajapan.ne.jp/）
２．主要イベント概要
（１）オープニングセレモニー
日 程 ： 4月13日(水) 9:30～9:50
場 所 ： 東京ビッグサイト 会議棟6階 605～608会議室
SEA JAPAN 2016の初日に、主要関係者出席の下、オープニングセレモニーが行われました。当省からは山本国土交通副大臣が参加し、冒頭挨拶で「SEA JAPANが海事産業の発展に大いに貢献することを強く期待する」と述べました。
また、本セレモニー中に紹介された安倍晋三内閣総理大臣からのメッセージでは、日本の海事産業の一層の飛躍への期待感が示されました。
（２）国際海事セミナー （プログラムは別紙１参照）
日 程 ： 平成28年4月13日(水) 10:00～12:30
場 所 ： 東京ビッグサイト 会議棟6階 605-608会議室
共 催 ： 国土交通省、SEA JAPAN 2016海事クラスター企画委員会
「海事イノベーションへの挑戦～グリーン技術とIoTの活用～」をテーマに開催された本セミナーでは、国内外の政府、団体及び企業より海事産業における新エネルギーやIoT・ビッグデータの活用などに関する先進的な取り組みについて講演を頂きました。参加者は定員400名を超える445名（速報値）となり、本テーマに対する海事業界の関心の高さが伺えました。
冒頭では江島国土交通大臣政務官が挨拶し、現在国土交通省で取り組んでいる新たな造船政策に触れ、「日本造船業が4つの力（製品・サービスの力、拓く力、作る力、人の力）を発揮し世界で輝き続けることができるように全力を尽くす」と述べました。続いて島尻海洋政策担当大臣が特別講演を行い、我が国の海運業、造船業、舶用工業の高い技術力による海洋環境の保全や新海洋産業の創出・振興、これを支える技術イノベーションや人材育成、更には産学官の連携の重要性を示しました。
国土交通省の坂下海事局長の講演では、「海事産業にもイノベーションの時代が到来しており、日本企業が世界に先駆けた技術を発信していくことを期待する」と述べました。
また、本セミナーにはノルウェーから貿易産業漁業省のアイハン副大臣とロイラン海事局長が参加し、アイハン副大臣は基調講演で海事分野のイノベーションの重要性を示した他、ロイラン海事局長は昨年５月に発表したノルウェー海事戦略における先進的な取り組みについて紹介しました。
各講演資料は、以下のURLからご覧いただけます。
http://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_tk5_000044.html
江島国土交通大臣政務官による開会挨拶 島尻海洋政策担当大臣による特別講演 ノルウェー貿易産業漁業省アイハン副大臣による基調講演
（３）ジャパンパビリオンテーマゾーン
日 時 ： 4月13日(水)～15日(金) 10:00～17:00
場 所 ： 東京ビッグサイト 東5・6ホール
概 要 ：
展示会場中央に「ジャパンパビリオンテーマゾーン」を開設し、我が国海事クラスターよる海洋環境技術、海洋資源開発等の先進技術を紹介しました。
展示では、無人探査機｢かいこう7000Ⅱ｣ビークルや、ホバリング型AUV｢ほばりん｣等の実機、環境負荷低減に資するエンジンのカットモデルなど、実機、模型を多く展示することにより、最新の技術をわかりやすく発信しました。
また、山本国土交通副大臣、江島国土交通大臣政務官らも展示を視察しました。
ジャパンパビリオンテーマゾーンの様子 深海無人探査機「かいこう7000Ⅱ」ビークル
（４）船舶海洋技術セミナー （プログラムは別紙２参照）
日 程 ： 平成28年4月15日(金) 10:30～15:30
場 所 ： 東京ビッグサイト展示会場内 セミナー会場C
共 催 ： （一財）日本海事協会、（一社）日本舶用工業会、国土交通省
概 要 ：
我が国造船・舶用企業の先進的な技術開発・取組を各企業のプロジェクト実施者より紹介しました。7つの講演において、のべ813名（速報値）が参加し、我が国の技術に対し高い関心が寄せられました。
各講演資料は、以下のURLからご覧いただけます。
http://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_tk5_000044.html
添付資料
我が国海事産業の先端技術を世界に発信しました（報道発表資料）（PDF形式：243KBKB）
（別紙１）国際海事セミナープログラム （PDF形式：101KBKB）
（別紙２）船舶海洋技術セミナー（PDF形式：129KBKB）
お問い合わせ先
- 国土交通省 海事局 船舶産業課 森、吉井、清水
- TEL：03-5253-8111 （内線43-623、43-637、43-635） 直通 03-5253-8634 FAX：03-5253-1644
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