ブラジルでは、深海油田開発に対する大規模投資が進められており、我が国造船事業者やプラントメーカー、商社が同国の現地造船所への進出を行うなど、我が国海事関係事業者による当該市場への展開が進んでおります。
　当省では、民間事業者と連携を図りながら、我が国造船産業が当該市場に展開するための支援を進めています。平成24年5月には、国土交通省及びブラジル開発商工省の両大臣間で、海洋開発・海事分野に係る協力覚書を締結しました。さらに、今月1日には、安倍総理大臣とルセフ大統領との間で海洋資源開発促進のための造船協力に関する共同声明が発表されました。
　今般、両国の関係事業者の協力を更に深めるべく、第4回日伯官民ラウンドテーブルを下記のとおり開催いたします。前回（平成25年8月開催）のラウンドテーブル以降の情報（三菱重工等による現地造船所への出資を含む）の共有を図る他、ブラジル造船産業におけるサプライチェーンの構築等について論じる予定です。

記

1. 日程：平成26年8月11日（月）14:00～18:30
2. 場所：ブラジル・リオデジャネイロ
3. 内容：・ペトロブラスからの報告（事業及び投資計画に関する最新情報）
   　　　・ブラジル造船業からの報告（日本出資の造船所及びそれ以外の造船所）
   　　　・ブラジルにおける造船サプライチェーン構築の課題と解決策について
   　　　・我が国舶用メーカーによる製品紹介
4. 出席者（予定）：
   日本側：国土交通省海事局
   　　　　海事関係事業者（造船、舶用、海運）、商社、JBIC
   　　　　日本舶用工業会、日本海事協会、在リオデジャネイロ総領事館
   ブラジル側：Petrobras、開発商工省、現地造船所、Amec Kromav、SINAVAL（ブラジル造船工業会）、ABIMAQ（ブラジル機械工業会）ほか

 （以上）

ブラジル市場に展開を図る我が国海事関係事業者への支援（第4回日伯官民ラウンドテーブルの開催）について（PDF形式）