平成31年4月23日

国土交通省海事局は、海事分野における初の取組として、中長距離フェリー航路に係る 　受入環境整備の現状を公表するともに、主要な項目について、今後の整備目標を設定いた 　しました。目標の達成に向けてフェリー・旅客船分野での受入環境整備を推進し、海事観光 　分野におけるさらなる訪日外国人の呼び込みの実現に繋げていきます。

○　国土交通省では、2016年度より、訪日外国人旅行者の入国から目的地までの移動に係る
　受入環境の整備の支援を目的として、旅客船及び旅客船ターミナルにおける無料公衆無線
　LAN（Wi-Fi）の環境整備、案内標識等の多言語化、トイレの洋式化等に取り組む事業者への
　補助を行ってまいりました。
 
○　こうした取組の成果を把握し、さらに今後の施策の推進に繋げていくため、昨年度、海事局
　において、内航旅客分野におけるインバウンド受入環境整備の現状に関するアンケート調査
　を実施したところ、今般、その結果を取りまとめた上で、基幹航路である中長距離フェリー航路
　に関する受入環境整備の現状とともに、同航路における受入環境整備の2020年度までの目標
　を設定し、公表いたしました。
 
〇　このような受入環境整備の現状公表や目標設定は、海事分野では初の取組となります。
　今回設定した目標達成に向け、事業者の方々とともにフェリー・旅客船分野での受入環境整備
　の更なる推進に取り組むとともに、それによって海事観光分野におけるいっそうの訪日外国人
　旅客需要の呼び込みの実現に繋げてまいります。