報道・広報

マラッカ・シンガポール海峡における航行援助施設に関する技術ワークショップの開催(結果報告)

平成31年3月18日

 海事局は、マラッカ・シンガポール海峡(以下「マ・シ海峡」)に設置されている航行援助施設(ブイ、灯台等)の維持管理に関する技術ワークショップを、マレーシア政府海事局の協力のもと、2月26日(火)~3月7日(木)の10日間の日程でマレーシアのポートケラン等で開催しました。
 参加者からは、研修内容について高い評価が得られており、同海峡における航行援助施設の適切な維持管理能力の向上が期待されます。

 本ワークショップは、平成19年9月に創設されたマ・シ海峡の「協力メカニズム」(国連海洋法条約に規定された国際海峡における沿岸国と利用国の協力のあり方を具現化したもの)における日本の協力の一環として、同海峡における航行安全の確保を図るため、平成24年以降、マ・シ海峡の沿岸国が自立的に航行援助施設の維持管理を適切に実施できるよう、沿岸国の技術者に対して実施している研修です。
 今後も、本ワークショップの評価結果や沿岸国のニーズを踏まえ、関係国等と連携のもと、マ・シ海峡に関わる人材育成を推進していく予定です。

1.ワークショップの日程・場所

[1] 日    程 平成31年2月26日(火)~3月7日(木)【10日間】
[2] 開 催 場 所 マレーシア海事研修所(MATRAIN:ポートケラン)他
[3] 開講式出席者 バーリン・マレーシア海事局長、長井・海事局外航課長他

2.開催結果概要

○ 平成31年2月26日(火)から3月7日(木)の10日間、沿岸三カ国(インドネシア、シンガポール及びマレーシア)の航行援助施設維持管理業務に従事する技術者(12名)に対して実施しました。
○ 開講式に引き続き、国土交通省海事局、マレーシア政府海事局、(一財)日本航路標識協会、(一社)日本船長協会、(公財)マラッカ海峡協議会及び(株)ゼニライトブイ(日本の航行援助施設機器メーカー)から、航行援助施設機器に関する基礎知識、維持管理方法、最新技術、ユーザー(船長)視点から見るマ・シ海峡の航路環境・航行実態、これまでの日本の協力に関する講義が行われました。
○ また、VTS(船舶通航支援)センター、ブイ修理工場、灯台及び設標船(航行援助施設管理船)等を訪問、現場研修が行われました。
○ 開講式では、バーリン・マレーシア海事局長、長井・海事局外航課長が出席し、研修参加者への挨拶の中で、同海峡における航行安全の重要性などについて述べました。
  一方、研修参加者からは研修内容について新しい知識、技能を習得でき、今後の仕事に大変役立つ等高い評価が得られました。
○ 今後も、本ワークショップの評価結果や沿岸国のニーズを踏まえ、関係国等と連携のもと、マ・シ海峡に関わる人材育成を推進していく予定です。

添付資料

プレス資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省海事局外航課専門官 永井忠行
TEL:03-5253-8111 (内線43-323) 直通 03-5253-8618 FAX:03-5253-1645

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