報道・広報

マラッカ・シンガポール海峡に関するハイレベル会合及び同海峡における航行安全対策ワークショップの開催結果について

平成27年1月20日

国土交通省海事局は、マラッカ・シンガポール海峡沿岸3国(インドネシア、マレーシア、シンガポール)と同海峡に関するハイレベル会合及び同海峡おける航行安全対策ワークショップを下記のとおり開催しました。

○マラッカ・シンガポール海峡に関するハイレベル会合

1.開催日:平成26年12月18日(木)

2.場 所:国土交通省8階国際会議室

3.出席者:
  日本:国土交通省 森重俊也海事局長、海上保安庁 春日茂海洋情報部長 ほか
  インドネシア:アントニオ・トニー・ブディオノ運輸省海運総局航行援助施設局長
  マレーシア:ロシッド・ビン・ムサ運輸省海事局次長
  シンガポール:ムハメッド・セガール・アブドゥラ海事港湾庁副長官 ほか

4.主な協議結果等
・水路再測量調査について
沿岸3国が、我が国と共同で水路再測量調査を実施することを決定した(9月)ことを踏まえ、
我が国と沿岸3国の担当局長が一同に会し、今後、マラッカ海峡協議会が窓口となり、調整を
図りつつ具体的に進めていくこと等が確認された。
・航行援助施設基金のあり方について
航行援助施設整備10カ年計画に基づき着実に航行援助施設の更新・整備を進め、船舶の航行
安全を図ることが確認された。
また、同計画が終了する2018年以降の基金のあり方及び航行援助施設のクオリティーを維持
するためのガイドラインの作成について意見交換が行われた。
・その他
今後とも、同海峡について日本と沿岸3国の間で密接かつ継続的な情報交換を行っていくこと
となった。

○マラッカ・シンガポール海峡における航行安全対策ワークショップ

1.開催日:平成26年12月19日(金)
2.場 所:経団連会館401号室
3.ワークショップの概要
 沿岸3国、マラッカ海峡協議会及び日本船主協会から同海峡の航行安全・海洋環境保護
への取り組みについてプレゼンテーションが行われた後、山田吉彦東海大学海洋学部教授が
コーディネーターとなり、同海峡における船舶の航行安全に資する航行援助施設の整備・維持
管理のあり方について、パネリストにより活発な意見交換が行われた。
その結果、日本船主協会が航行安全に対する提案(追い越し禁止海域の設定等)について、
秋に開催される次回の沿岸3国技術専門家会議の場で具体的に提案することとなった。

お問い合わせ先

国土交通省海事局外航課 角(つの)・山本
TEL:03-5253-8111 (内線43-325,43-323) 直通 03-5253-8618 FAX:03-5253-1645

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