平成21年7月22日

　国土交通省海事局は、海洋政策研究財団（OPRF）、シンガポール運輸省、同海事港湾庁等との協力により第32回APEC交通ワーキンググループ（期間：平成21年7月27日(月)～30日(木)、場所：シンガポール）において、ソマリア沖海賊行為に対するアジア太平洋域内の連携強化を目的とするワークショップを、下記の通り開催しますのでお知らせいたします。
　このワークショップでは、国際海事機関（IMO）、国際商業会議所国際海事局（IMB）、アジア海賊対策地域協力協定・情報共有センター（ReCAAP-ISC）等より、ソマリア沖海賊対策の現況、海賊事案の最新状況、アジアにおける海賊対策等が報告されるとともに、日本、シンガポール、フィリピン等から各国の取り組みが紹介され、ソマリア沖海賊対策に関し、アジア太平洋の運輸当局の連携強化を図る方策について議論を行う予定で、本年4月の交通大臣会合において、海賊対策についての協調した取り組みの必要性が謳われた宣言に対応するものです。
　また、24日(金)の海賊対処法施行後の我が国の護衛活動について諸外国の海事当局が一同に集結する場で直接説明する最初の機会でもあります。
　なお、本事業は、海洋政策研究財団の平成21年度海外交流基金により実施されるものです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記

１．名　称：　「APEC/OPRF workshop to strengthen collaboration with APEC member economies to counter piracy and armed robbery」

２．日　時：　平成21年7月29日(水) 9:00～12:00

３．場　所：　Enterprise and Mercury Rooms at Raffles City Convention Centre, Singapore

４．概　要

（１） 議題案
　　[1] 基調講演（IMO関水海上安全部長、IMBムクンダン局長、ReCAAP-ISCテオ事務局次長、
　　　　INTERTANKOウィルキンスアジア事務所長、船員保安教育専門家チェン氏）
　　[2] 加盟国・地域からの報告

（２） 出席予定者
　　APEC加盟21国・地域の海事政策担当者（課室長級）
　　（日本からは西田海事局外航課海運渉外室長、秋山OPRF会長他が参加予定）

参　考：APEC加盟21国・地域
日本、韓国、中国、香港、台湾、ロシア、フィリピン、インドネシア、マレーシア、タイ、シンガポール、ブルネイ、ヴィエトナム、米国、オーストラリア、ニュージーランド、パプア・ニューギニア、カナダ、メキシコ、チリ、ペルー