報道・広報

電動車の災害時派遣の実証を医療機関と連携して行います

令和5年6月16日

 在宅で人工呼吸器などの医療的ケアが必要なお子さんを対象とした国立成育医療研究センター主催のイベント「医療的ケア児と家族にアウトドア体験を送ろう!」が、リコー総合グラウンド(世田谷区)で開催されます。国土交通省では、このイベントと連携して、災害時における電動車※1の活用に関する課題等を抽出し、マニュアル※2の改訂、在宅医療の分野への水平展開等を行うための実証を行います。
 具体的には、医療的ケア児とそのご家族にもご参加いただき、電動車から人工呼吸器のバッテリー等への給電を体験・実証します。
※1 電動車:電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド自動車
※2 災害時における電動車の活用促進マニュアル
   http://www.cev-pc.or.jp/xev_kyougikai/xev_pdf/xev_kyougikai_saigaiji_xEV_katsuyou_manual.pdf
   災害時における電動車から医療機器への給電活用マニュアル
   http://www.cev-pc.or.jp/xev_kyougikai/xev_pdf/xev_kyougikai_saigaiji_xEV_katsuyou_manual_iryo.pdf
 
 台風や地震などによる災害発生時には、停電が発生する恐れがありますが、電動車を「移動式電源」として活用することにより、避難所等に給電することができる場合があります。実際に、令和元年房総半島台風(第15号)による停電の際には、自動車メーカー等が被災地に電動車を派遣し、外部給電機能を活用した活動が行われました。また、医療機器についても停電時に避難所や自宅等において電動車から給電したいという要望があります。
 このため、国土交通省では、令和3年度に「災害時における電動車から医療機器への給電活用マニュアル」を策定し、令和4年度に川崎市において電動車から医療機器への給電実証を行っています。
 今般、国立成育医療研究センターと連携して、以下の通り実証を行います。

(1)日時 令和5年6月25日(日)10:00~15:30 ※雨天の場合、7月9日(日)に延期
(2)場所 リコー総合グラウンド(世田谷区宇奈根1-5-1)
      ※駐車場に空きがないため、車で来られる場合は、周辺の有料駐車場を御利用ください。
(3)内容 電動車から人工呼吸器のバッテリーや防災用品への給電の実証
(4)主催 国立成育医療研究センター
(5)協力 トヨタ自動車株式会社、日産自動車株式会社、三菱自動車工業株式会社
 
 本実証に関する取材を希望される場合には、別添のスケジュール及び取材要領をご確認の上、6月21日(水)までに以下の国土交通省自動車局担当者までご連絡ください。

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

<「医療的ケア児と家族にアウトドア体験を贈ろう!」のイベントに関すること>
 国立成育医療研究センターもみじの家ハウスマネージャー 内多 勝康
TEL:03-5494-7135(平日9~17時) (内線 )
<電動車の派遣実証に関すること>
 国土交通省自動車局技術・環境政策課 小岩、佐藤
TEL:03-5253-8111 (内線42251、42253) 直通 03-5253-8592
 国土交通省関東運輸局自動車技術安全部技術課 天野
TEL:045-211-7255

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