平成23年4月28日
東日本大震災の甚大な被害を受けた東北地方太平洋沿岸地域においては、
地域を運行するバス事業者も大きな被害を受けておりますが、避難所を中心として当面の生活に必要な路線バスが
震災前の70%を超える水準まで再開しており、岩手県、宮城県及び福島県の各沿岸部の具体的な状況は別紙のとおりです。
〇岩手県
岩手県沿岸地区においては、77路線中57路線(74%)が運行を再開しており、
今後も地域の復興状況等に応じて、各自治体とバス事業者では通院、通学、買い物等地域の生活に必要な
路線バスの追加を検討することとしています。
〇宮城県
宮城県沿岸地区においては、32路線中26路線(81%)が運行を再開しており、
今後も地域の復興状況等に応じて、各自治体とバス事業者では通院、通学、買い物等地域の生活に必要な
路線バスの追加を検討することとしています。
なお、運行事業者は震災により相当数の車両を喪失しましたが、グループ企業から車両の貸与を受ける
などにより路線バスの運行を確保しています。
〇福島県
福島県沿岸地区においては、183路線中135路線(74%)が運行を再開しておりますが、
福島第一原子力発電所事故による警戒区域等においては、運行再開のめどが立っていない状況にあります。
別紙(PDF形式)