報道・広報

マルエツ上本郷店エレベーターにおける昇降路転落事故について

平成23年10月19日

 千葉県松戸市のマルエツ上本郷店において、エレベーターの昇降路に利用者が転落する事案が発生したことについて特定行政庁から
報告がありましたので公表いたします。

1.概要
  発生日時:平成23年10月15日(土) 11時40分頃
  発生場所:マルエツ上本郷店
  被害者:1名(右肋骨骨折、全治約1ヶ月)
  概 要:エレベーターの手動開放の扉を開けて従業員が1階で乗り込もうとしたところ、エレベーターかごが1階に着床しておらず、
       そのまま昇降路に転落した。

2.エレベーターの概要
  事故機の概要:荷物用エレベーター(扉は手動開閉式のもの)
  確認済証交付:昭和51年11月13日
  検査済証交付:昭和52年6月6日
  エレベーター製造保守業者:(株)新日本リフト
  エレベーターの定期検査:平成23年5月12日
   ※(株)新日本リフトの昇降機検査資格者が定期検査を実施。

3.国土交通省の対応
  ●10月18日(火)、特定行政庁による現地調査に合わせ、昇降機等事故調査部会の委員(2名)と国土交通省職員(2名)が調査を実施。
  ●建築基準法第12条第5項に基づき、(株)新日本リフトが製造又は保守管理しているエレベーターについて、緊急点検の実施及び
   結果の報告を求めるよう、全国の特定行政庁に通知する予定。
  ●今回の事故原因については、引き続き社会資本整備審議会昇降機等事故調査部会において調査を行う予定。

(参考)類似の事故について
  ●平成23年3月6日に、マルエツ鎌ヶ谷大仏店の同型のエレベーター(エレベーターの製造保守業者は(株)新日本リフト)において、従業員が
   2階からエレベーターかごに乗り込もうとしたところ、エレベーターかごが1階にあり、2階に着床しておらずそのまま昇降路内かご上に
   転落し負傷(通院20日間)する事故が発生しており、これについても昇降機等事故調査部会で調査を行っている。
  ●同型の機種は、今回事故が起きたエレベーターを含め2台のみであり、今回事故が起きたものについて、特定行政庁が安全の点検を
   行っている。

お問い合わせ先

国土交通省住宅局建築指導課昇降機等事故調査室課長補佐 中田
TEL:(03)5253-8111 (内線39573) 直通 (03)5253-8951

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