報道・広報

建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の開始について
~ビル等の建築物の省エネルギー性能を評価する新たなラベリング制度~

平成26年3月19日

 国土交通省では、一次エネルギー消費量を指標とした新たな省エネ基準が導入されたことを踏まえ、非住宅建築物に係る省エネルギー性能の一層の向上及び不動産市場等における適切な情報提供に資するよう、平成25年10月に「非住宅建築物に係る省エネルギー性能の表示のための評価ガイドライン(2013)」をとりまとめ、評価・表示の考え方、評価手法及び留意点等を示しました。
 今般、本ガイドラインを基に、一般社団法人住宅性能評価・表示協会が検討を行い、非住宅建築物に係る一次エネルギー消費量について、第三者機関が客観的に評価し表示を行う、新たな『建築物省エネルギー性能表示制度(BuildingEnergy-efficiency Labeling System:略称“BELS”)』を創設し、4月25日より開始する予定としておりますので、お知らせいたします。

1.制度の概要について
 本制度は、非住宅建築物を対象とした省エネルギー性能等に関する評価・表示を行う制度です。改正省エネ基準(H26.4.1完全施行)に準じた評価手法が採用されているため、省エネ法に基づく届出書類等を活用した申請が可能となっています。
 また、評価結果は評価書として交付される他、申請者の希望に応じ、本制度に基づく表示マーク(下図参照)により、建築物にプレート又はシール等により表示を行うことも可能です。
 本制度を活用し、企業が省エネルギーを通した社会貢献へのアピールや、テナントビル誘致の営業ツールとするなど、様々な場面での利用が想定されます。
 
2.制度の開始時期について
 上記制度に基づく評価・表示は、評価協会会員である登録住宅性能評価機関、指定確認検査機関あるいは登録建築物調査機関のうち、BELS業務を実施する機関としての届出を行った機関(以下「実施機関」という。)が実施することとされています。
 評価協会にて、実施機関の届出受付が4月中旬より開始されますので、評価申請の受付など制度の開始時期は4月25日(金)に予定されています。

3.BELS評価員講習会の実施について
 本制度に基づく評価を実施する者は、一定の資格(一級建築士、建築設備士など)を有し、かつ、建築物の省エネルギー性能等に関し知見を有するものとして評価協会が指定する一般財団法人建築環境・省エネルギー機構が実施する、BELS評価員講習(以下「講習」という。)の課程を修了することが必要です。
講習は、以下のとおり開催されますので、受講のための必要資格や申し込み方法などの詳細は、下記URLをご確認ください。
 
開催日時:平成26年4月11日(金)9:30~17:30
開催場所:建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20 一般社団法人日本建築学会)
  URL:http://www.ibec.or.jp/
 
4.制度説明会の実施について
 本制度に関する説明会が以下の日程で開催されます。説明会では、制度と評価手法の概要の解説、評価事例のイメージを紹介するとともに、制度開始までの具体的な手続きやスケジュール等の説明が行われる予定です。説明会の参加申し込みの詳細は、下記URLをご確認ください。
 
開催日時:平成26年4月3日(木)13:30~16:30
開催場所:すまい・るホール(東京都文京区後楽1-4-10  (独)住宅金融支援機構)
URL:https://www.hyoukakyoukai.or.jp/

5.参考資料
 ・建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の概要

お問い合わせ先

国土交通省住宅局住宅生産課 木村、伊藤
TEL:(03)5253-8111 (内線39465,39464)

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