大臣会見

斉藤大臣会見要旨

2024年4月19日(金) 8:37 ~ 8:45
衆議院分館 4階エレベーターホール前
斉藤鉄夫 大臣

主な質疑事項

冒頭発言

(大臣)

本日の閣議案件で、特に私から報告するものはありません。

質疑応答

豊後水道を震源として発生した地震について

(記者)

一昨日豊後(ぶんご)水道(すいどう)で起きた地震に関して、最新の被害状況と今後の国土交通省としての対応をお願いします。

(大臣)

一昨日(17日)23時14分、豊後水道を震源とする最大震度6弱の地震が発生しました。
まず被害状況について、本日午前6時時点で、愛媛県において、体育館や宿泊施設の一部破損、また、1件の土砂災害などが報告されています。
水道関係では、これまでに愛媛県大洲市(おおずし)等で断水や同宇和島市(うわじまし)において水道橋の破裂や市内全域での上水の濁りなどが発生していましたが、住宅については、いずれも復旧作業が完了したとの報告を受けています。
また、宿毛市(すくもし)からは、給水支援の要請があったため、散水車を派遣し、給水支援を実施しました。
交通への影響については、同じく本日午前6時時点において、鉄道は、発災後、点検のため一時運転を見合わせたものの、すべての路線で運転を再開しています。
道路は、国道197号で落石による通行止めが発生しており、管理者である愛媛県が早期復旧に向け、取り組んでいます。
国土交通省においては、地震発生後ただちに、本省、地方整備局、地方運輸局など関係部局が非常体制に入り、私から、人命救助を最優先に対応すること、被災状況の早期把握に全力を挙げることなどを指示しました。
翌1時30分からは、省内の「第1回特定災害対策本部会議」を開催するなど、現地の整備局などとも対応方針を共有しながら、連携して対応を行っています。
現場においても、発災直後から、これまでにかけ、地方整備局の防災ヘリコプターや海上保安庁の巡視船艇・航空機などによる被災状況の把握、調査等を実施してまいりました。
また、震度6弱を観測した高知県宿毛市や愛媛県愛南町(あいなんちょう)をはじめとする10市5町とホットラインを構築するとともに、リエゾンを、高知県庁と愛媛県庁に加え、2市1町に派遣し、情報収集を行ってきました。
これまでのところ、大きな被害の報告は受けていませんが、地震発生から1週間程度は、最大震度6弱程度の地震が発生するおそれがあります。
揺れの強かった地域の皆さまは、今後の地震活動や雨の状況に十分注意し、危険な場所に立ち入らないなどの身の安全を図るよう心がけていただきたいと思います。
国土交通省としては、今後とも、現場力を最大限発揮し、地域に寄り添った災害対応に、全力で取り組んでいきたいと思います。

川辺川ダムについて

(記者)

国土交通省が、熊本県球磨(くま)(がわ)支流の川辺(かわべ)(がわ)で計画する流水型ダムについて、一部地区が水没予定の五木村(いつきむら)の村長は先週、建設に同意する意向を明らかにしました。
その受け止めと、同意をまだ表明していない建設予定地の相良村(さがらむら)への対応、またアセスメントの手続きがいつ終わるのか、見込みについてお伺いします。

(大臣)

4月21日に、熊本県五木村が、新たな流水型ダムに関する判断も含めた今後の村づくりの方向性について、村としての考えをお伝えし、村民の御意見をいただく村民集会を開催されることは承知しています。
国土交通省としては、まずは村のお考えや村民集会での村民からの御意見をしっかり受け止めるとともに、今後とも、地元での説明会等を通じ、分かりやすく丁寧に説明し、御理解いただけるよう努めていきたいと思います。
次に、相良村への対応についてですが、相良村からは、球磨川水系河川整備計画に基づいて実施される事業に関しては、地域住民への丁寧な説明を継続して実施するよう、御要望いただいており、国土交通省としては、今後とも、御理解と御協力が得られるよう、丁寧な説明に努めてまいります。
次に、環境影響評価については、去る4月12日に、九州地方整備局がとりまとめた「準備レポート」に対して、熊本県知事から意見が提出されたと承知しています。
まずは、いただいた意見について、丁寧に確認しているところであり、今後、「評価レポート」への反映を検討するとともに、必要な手続きを進めることとしているため、現時点で完了の見通しを明らかにすることは困難です。

靖国神社への参拝について

(記者)

靖国の春季例大祭が21日から始まりますが、行かれる予定などがありましたらお聞かせください。

(大臣)

予定はありません。

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