大臣会見

斉藤大臣会見要旨

2022年2月10日(木) 8:39 ~ 8:46
衆議院本館
議員食堂
斉藤鉄夫 大臣

閣議・閣僚懇

(大臣)本日の閣議案件で、特に私から報告するものはありません。
このほか、私の方から1点報告があります。
道路の除雪費用に関する地方公共団体への財政支援についてです。
この冬は、年末から度々寒気が入り、北日本や日本海側を中心に大雪となっています。
このため、当初から確保している予算の追加配分を行うことに加え、本日から、臨時特例措置などの更なる追加支援の必要性の検討に向けて、地方公共団体に対し、降雪状況や除雪費用の執行状況等の聞き取りを開始することとしています。
詳細は後ほど資料を配付します。
私からは以上です。

質疑応答

(問)6日に広島県(くれ)市の市議がですね、北海道釧路(くしろ)市の釧路空港から出発する旅客機内でマスクの着用要請を拒んだため、同乗者1名と降ろされまして、離陸が1時間以上遅れる事案がありました。
この事案に対する大臣の受け止めと、航空機でのマスク着用に関する考え方、あとは航空会社の対応は適切であったのか、見解をお聞かせください。
(答)6日、釧路発羽田(はねだ)行きのAIRDO72便の出発前の機内において、旅客が客室乗務員からのマスク着用の要請を拒否するとともに、大声を上げる行為等によりその業務を妨害する事案が発生し、機長は航空法に基づき安全阻害行為等として命令を行うとともに、運送約款に基づき当該旅客を降機させる対応を行い、結果として約1時間10分の遅延が生じる事案が発生したとの報告を受けています。
マスク着用は、感染拡大防止の有効な手段の一つであり、政府の基本的対処方針でも、マスク着用等の基本的な感染対策の徹底が規定されているほか、航空会社においても、航空業界で策定したガイドラインに基づき、旅客に対する要請、周知がなされているところです。
また、航空会社では、マスクを着用していない場合には、着用していない理由を確認し、健康上の理由等で着用が困難な場合には、フェイスシールドの着用等の代替措置を要請し、そのような理由がない場合には、マスクの着用を要請していると承知しています。
本件事案については、AIRDO社において、こうした点を踏まえて旅客に対し、確認や要請を行うなど、手順を踏んで対応されたと聞いており、適切に対応されたものと考えています。
国土交通省としては、航空会社等の関係者とともに、引き続き、利用者の方々にマスク着用について御理解いただくため、周知を図っていきたいと思っています。
 
(問)先ほど少し話のありました雪の関係で、首都圏でも今日、雪が予想されています。
国土交通大臣として、呼びかけ等ありましたらお願いします。
(答)本日明け方より、関東甲信地方を中心に降雪となっています。
都心はまだ雨ですけれども、甲信地方などではもう雪となっています。
明日朝にかけて東京23区などの平野部でも、まとまった積雪となる恐れがあります。
今般の大雪に対して国土交通省では、昨日「大雪に対する国土交通省緊急発表」を行いました。
そして、大雪の場合は、不要不急の外出を控えていただきたいこと、やむを得ず自動車を運転する場合は、冬用タイヤ等の装着の徹底、広域迂回の実施や通行ルートの見直しを行っていただきたいこと、また、公共交通機関における大規模かつ長時間の遅延や運休が発生する恐れがあるため、十分な時間的余裕を持って行動していただきたいことについてお願いをしたところです。
また、各道路管理者では雪による立ち往生や路面凍結によるスリップ等の発生が懸念される場合には、大規模な車両滞留の回避を図ることを目的に、躊躇なく広範囲の計画的・予防的な通行止めなどを行うこととしています。
既に本日6時時点で首都高速道路の一部路線等で通行止めを実施しています。
各鉄道事業者等においても運休・遅延状況を随時公表するとともに、除雪体制を確保し、積雪に備えているところと承知しています。
引き続き大雪に警戒するとともに、道路情報や交通機関の運行状況等の丁寧な情報提供に努めてまいりたいと思っています。
国民の皆さまにおかれましても、最新の気象情報や交通情報等に十分留意していただき、大雪の場合には不要不急の外出を控えるなど、引き続き御理解と御協力をどうかよろしくお願いします。
 

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