大臣会見

斉藤大臣会見要旨

2022年4月19日(火) 9:15 ~ 9:25
国土交通省会見室
斉藤鉄夫 大臣

閣議・閣僚懇

 (大臣)本日の閣議案件で、特に私から報告するものはありません。

質疑応答

(問)先週金曜日に、統計問題の遡及改定の検討会議で中間報告がまとまりました。
この件についての大臣の受け止めをお願いします。
(答)先日15日、第2回遡及改定検討会議が開催され、検討状況に関する「中間報告」や「遡及改定の方針」について決定いただきました。
また、会議後の美添(よしぞえ)座長の会見において、座長から、「正確な自信を持って出せるものは5月に出すことを約束する」との考えが示されたように、5月の「一定の結論」に向けた検討は着実に進んでいると考えています。
国土交通省としては、引き続き、遡及改定検討会議の調査審議に最大限の対応・協力をしていきたいと思っています。
(問)今話にあった、5月までに一定の結論というところですけれども、この一定の結論ということの中には、改定した結果としてのどのくらいデータと乖離があったのかというところまでは出てくるのか、出てこないのか、そこのところについては。
(答)会議後の美添座長の会見において、座長からは、5月の「一定の結論」に向けては、遡及改定に向けた推計手法を示していく。
推計手法の検討に必要な令和2年度分のデータベースの構築は確実に出来るが、その後どこまで遡れるかは状況によるとの発言があったものと承知しています。
5月の「一定の結論」を、どのような範囲でとりまとめるかについては、引き続き、遡及改定検討会議において御検討いただけるものと承知しています。
国土交通省としても、この検討会議の調査審議に最大限の対応・協力をしていきたいと思っています。
 
(問)観光の県民割に関してお伺いしますが、実施期間の延長の検討状況とゴールデンウィークの取り扱いについてお聞かせください。
(答)御質問の県民割支援の支援期間については、現在、4月28日宿泊分まで、29日チェックアウト分までが対象となっていまして、今、期間の延長ができるよう最終調整を進めているところです。
ゴールデンウィークを含めた具体的な取り扱いについては、感染状況や観光業界からの御要望等を踏まえつつ検討をしているところで、近日中に方針を決定の上、公表したいと考えています。
いずれにしても、各都道府県において、感染状況にもしっかり配慮していただきつつ、経済の回復との両立を図る観点から、観光需要喚起に向けた取り組みを進めていただきたいと考えています。
国土交通省としては、地域の取り組みを後押しできるよう、引き続き、必要な準備を進めてまいりたいと思っています。
 
(問)統計の関係で1点お尋ねします。
今、進んでいる遡及改定の検討会議と並行して1月28日に立ち上がりました再発防止策検討タスクフォースの方ですけど、こちらの開催状況と、こちらの方での再発防止策のとりまとめに向けた進捗についてお聞かせください。
(答)再発防止・検証タスクフォースでは、有識者の御意見を伺いながら、国土交通省が所管する統計の点検、再発防止策等の検討を進めています。
検証委員会報告書に追補として記載された事項等については、都道府県における合算書き換えの継続のように遡及改定検討会議における検討と関連するものがあるため、この検討会議が一定の結論を公表する5月中旬に向けて、調査を進め、取りまとめていく予定です。
だいたいそういう状況です。
(問)遡及改定とほぼ同時に再発防止策もまとまることになるのですか。
(答)検討会議が5月中旬に一定の結論を出します。
それまでに一定の結論といいますか、検討タスクフォースの取りまとめを行っていきたいと思っています。
それから、この中の国土交通省が行っている所管統計の点検及び再発防止策の検討については、現在、統計部局において、再発防止・検証タスクフォースでの議論に供するため、統計部局の職員の業務執行に係る処理や、負担の実情を認識するとともに、有識者の御意見を伺いながら、各統計調査の実施状況の把握や利活用状況の調査を行っているところです。
今後、統計委員会と歩調を合わせつつ、有識者の御意見を伺いながら、可能な限り早く取りまとめを行っていきたいと思っています。
先ほど5月中旬に向けて取りまとめていく予定と申し上げたのは、最初の検証委員会の報告書の中に追補として挙げられた項目がありました、例えば、都道府県における合算書き換えの継続、回収率の計算方法の誤り、完成予定年月の書き換え、文書管理、このようなものについては5月中旬に向けて調査を進め、取りまとめたいと思っています。
これは遡及改定検討会議における検討と関連するが故です。
また、繰り返しになりますが、再発防止策については、業務執行に係る処理や負担の実状を確認するとともに、色々な利活用状況の調査等を行っているところでして、可能な限り早く取りまとめを行っていきたいと思っています。
(問)その再発防止策というのは今の時点で具体的にいつまでにというのは決まっているわけではないということですね。
(答)はい。
 
(問)今月末までに取りまとめられる予定の経済対策に関してなのですけれども、その中に、例えば訪日旅行の再開ですとか、海外旅行の更なる拡充など、ご検討になられてらっしゃいますでしょうか。
(答)今、総理から4月一杯で経済対策の取りまとめという指示を受けているところです。
その中には当然、観光需要喚起策も入ってくるわけですが、その中にいわゆる海外からの訪日が入るかという御質問ですが、それも含めて今、検討しているところです。
現時点ではそれしか申し上げることはできませんが、今、鋭意取りまとめを行っているところです。
 

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