大臣会見

石井大臣会見要旨

2019年2月26日(火) 9:00 ~ 9:07
国土交通省会見室
石井啓一 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議案件で、特に私の方から報告するものはございません。
このほか、私の方から1点報告がございます。
「関西国際空港連絡橋」についてであります。
ネクスコ西日本では、2月12日の深夜から14日の未明にかけて修復した橋桁の架設を完了いたしまして、現在、舗装等の復旧工事を進めております。
工事は順調に進んでおり、3月7日の朝には、上下線各2車線の4車線での通行が確保できることとなりました。
また、6車線での完全復旧につきましては、ゴールデンウィークまでとしていたところを、4月上旬に前倒して完了する見込みとなりましたので、併せてお知らせいたします。
詳細は後ほど資料を配布いたします。
私からは以上であります。

質疑応答

(問)昨日、ヤマトホームコンビニエンスから報告書が提出されましたが、大臣の所感と国土交通省の対応をお願いします。
また、引越サービスの再開は来期以降となる見込みとしていますが、これについても大臣の所感と、あと引越難民問題への対応をお願いします。
(答)まず、ヤマトホームコンビニエンスの不適切請求に関しましては、1月23日に同社に対して事業改善命令を出すとともに、講じた具体的措置等を2月25日までに報告するよう求めていたところであり、これを踏まえ、2月25日に報告書が提出されたところであります。
同報告書におきましては、本社組織における責任部署の新設等の組織体制整備やコンプライアンス体制の強化といった既に実施した取組に加えまして、商品設計や見積り方法の見直し、約款の整備等といった今後予定している取組等が記載されているところであります。
報告を受けた事項につきましては、既に実施されたもの及び今後予定しているもの等、方向性としては当方からの改善命令を踏まえて取り組まれつつあるとは思いますが、現段階では具体的な商品設計や約款の整備等はまだ実施されておらず、具体的な評価はできない状況であります。
今後、商品設計や約款等も含め、事業改善命令の趣旨を踏まえた検討が行われることと思いますが、同改善命令を踏まえたものとなるか、必要に応じて今後も報告を求めてまいりたいと考えております。
更に、引越難民の件ですが、ヤマトホームコンビニエンスにおいては、適切な業務運営を行えるよう、事業改善命令に沿って、きちんとした対応を整えてもらうことが重要と考えております。
一方、引越運送を含むトラック事業におきましては、近年、ドライバー不足が大きな課題となっており、引越につきましては、3月から4月にかけて依頼が集中しているところであります。
このため、国土交通省といたしましては、引越時期の分散化に向けて利用者の協力を得るべく、ピーク時期の引越を避けるなどの引越時期の分散化への協力を求めるリーフレットを全日本トラック協会等と連名で作成をいたしまして、先月から、経済団体や行政機関へ幅広く呼びかけるなどの取組を行っております。
今後更に、利用者に向けまして、比較的予約状況の空きのある時期をお示ししたり、また、円滑な引越に役立つ事項を紹介するなどの取組を行ってまいりたいと考えております。
なお、国土交通省職員の4月期の人事異動におきましても、4月第2週目以降の引越を検討するよう職員へ周知するなどの対応を行ってまいりたいと考えております。

(問)辺野古移設を巡る沖縄県民投票の結果について、大臣の受け止めをお願いします。
また、埋め立て承認撤回に関する審査請求の審査を行っておられますけれども、この県民投票の結果を踏まえるべきとの世論も出てきそうな気がしますけれども、これについて、影響があるかどうか、大臣の御所見をお願いします。
(答)県民投票の結果につきましては承知しておりますが、国土交通省は行政不服審査法上の審査庁の立場でございますので、コメントは控えさせていただきたいと思います。
いずれにいたしましても、国土交通省といたしましては、行政不服審査法上の審査庁として、行政不服審査法の規定に基づき、適切に対応してまいりたいと考えております。

(問)先ほど大臣が仰った国土交通省職員の異動の件ですが、より詳しくお伺いしたいのですが、4月異動は発令したまま引越を遅らせるということで、官舎などを用意するということになるのでしょうか。
(事務方)個別に宿舎が空いているかどうかというのは個別での調整になりますけれども、そういった4月期の人事異動においても、赴任する期間というものを、現行の規定でもございますが、そういったものを活用して、第2週目以降の引越を検討するよう職員へ周知するという取組でございます。
(答)支障のない範囲で協力をお願いするということであります。

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