大臣会見

石井大臣会見要旨

2018年4月6日(金) 8:46 ~ 8:51
衆議院分館第17委員室前
石井啓一 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議案件で、特に私の方から御報告するものはございません。
このほか、私の方から1点御報告がございます。
「無電柱化推進計画の策定について」であります。
無電柱化推進計画につきましては、平成28年12月に成立、施行されました「無電柱化の推進に関する法律」に基づきまして、無電柱化の推進に関する施策の総合的、計画的、かつ迅速な推進を図るために策定することとされております。
今般、計画案のパブリックコメント等を経まして、法律に基づく初めての無電柱化推進計画を策定いたしましたのでお知らせいたします。
計画におきましては、今年度からの3年間で約1400kmの新たな無電柱化の着手を目標にしており、防災、安全・円滑、景観形成・観光振興の観点から、無電柱化の必要性の高い道路について重点的に推進することといたしまして、国、地方公共団体及び関係事業者が連携して取り組むこととしております。
今後の無電柱化に当たりましては、計画に基づき、積極的に推進してまいります。
詳細は後ほど資料を配付いたします。
私からは以上であります。

質疑応答

(問)大阪航空局と大阪管区気象台が廃棄した文書が路上に散乱していた問題についてですが、中には機密性のある文書も含まれていたということですが、文書の廃棄方法に問題はなかったのか、また省として何か対応はされたのでしょうか。
(答)公文書の適正な管理は、国民への説明を全うする観点から、大変重要な課題であります。
国土交通省におきましても、昨年末に改正されました「行政文書の管理に関するガイドライン」に基づきまして、国土交通省行政文書管理規則の見直しを行い、この4月から運用を開始しました。
このような中、大阪航空局及び大阪管区気象台が作成した文書をゴミとして廃棄するための運搬中に書類が路上に散乱し、本来であれば復元が困難な状態にした上で廃棄することが求められる機密性の高い文書が含まれていたことにより、結果として機密性の高い情報が流出する事案が発生いたしました。
このような事案が発生いたしましたことは大変遺憾であり、改めて文書の破棄に当たってもきちんと適切に管理するよう、省内において再発防止を指示したところであります。
具体的には、本件のような事案の再発を防止するため、機密性のある文書等の廃棄に際しては、細断、溶解等の復元が困難な状態にしなければならない旨を、再度、職員に対して指導・徹底を図るよう、本年4月4日、省内の全部局に対して指示いたしました。

(問)先日、与党間で決着したIRの実施法案についですが、こちらの受け止めと、法案提出に向けた見通しを教えていただけますでしょうか。
(答)IRに関する重要な論点につきましては、「与党IR実施法に関するワーキングチーム」におきまして、精力的に議論が行われておりましたけれども、先日の会合で結論がとりまとめられたところであります。
とりまとめに御尽力いただいたことに敬意を表したいと思います。
政府としては、このとりまとめを踏まえ、IR整備法案の作成に取り組んでまいります。
IR整備法案は、IRの区域の認定制度、カジノの規制、納付金等の財政制度、新たな行政委員会でありますカジノ管理委員会の創設などを含む大型の法案となります。
条文作成や与党審査に相応の時間を要しますが、今月末までには、国会に提出したいと考えております。

(問)森友学園の関連ですけれども、NHKで、先日、財務省が森友学園に対して口裏合わせのために虚偽の答弁をするように要請したというニュースを報じているのですけれども、国土交通省に対しても同様の依頼がなかったのか、国土交通省がそういった依頼をしていないかとか、現時点で分かっていることがあれば教えてください。
(答)国土交通省では、森友学園に対して報道にあるような点を求めた事実があったとは承知しておりません。

(問)特に調査とかも考えていらっしゃらないということでしょうか。
(答)はい、考えておりません。

ページの先頭に戻る