大臣会見

石井大臣会見要旨

2017年9月5日(火) 10:38 ~ 10:44
国土交通省会見室
石井啓一 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議案件で、特に私の方から御報告するものはございません。
以上でございます。

質疑応答

(問)先日、北朝鮮が核実験に踏み切るということになったわけですが、まず大臣の受け止めと国土交通省の対応策についてお聞かせください。
(答)北朝鮮はまず8月29日に弾道ミサイルを発射し、 わが国上空を通過させ、しかも事前通報がなく発射したのみならず、9月3日には過去と比較してはるかに規模の大きい核実験を強行いたしました。
こういった北朝鮮の核・ミサイル開発はわが国の安全に対するより重大かつ差し迫った新たな段階の脅威であり、地域及び国際社会の平和と安全を著しく損なうものであります。
これはわが国として到底容認できるものではございません。
国土交通省としては、北朝鮮付近を震源とする自然地震でない可能性がある地震の発生について、気象庁から関係省庁に対して速やかに情報提供を行いました。
また、総理指示を受け、私から速やかに、情報収集・提供に努め、監視警戒体制を継続する等、対応に万全を期すよう指示をいたしました。
具体的な対応としては、気象庁からの情報提供に加え、海事関係事業者及び航空関係事業者に対して情報提供及び安全確認を行うなど、船舶、航空機等の安全確保に努めたところであります。
海上保安庁におきましても、関連情報の収集及び臨海重要施設等の警戒監視を徹底しております。
今回のミサイル発射に引き続く核実験は、明確な安保理決議違反でありますし、わが国としましては、国際社会の動向等を踏まえながら、北朝鮮に対してどのように圧力を強化していくことが最も効果的かという観点から、真剣に今後の対策を検討していくことになると承知しております。
国土交通省といたしましても、政府全体で対応を検討していく中で、関係省庁等と緊密に連携し、国民の安全・安心の確保のために万全を期していきたいと考えております。

(問)先週末に大臣、栃木市での自動運転の実証実験を視察されましたけれども、実際に試乗されてみて乗り心地など感想を伺えたらと思います。
それと今後の自動運転技術の社会実装に向けた取組の方策についてお伺いできますでしょうか。
(答)先週9月2日土曜日に全国で第1番目になります道の駅等を拠点とした自動運転サービスの実証実験の開始式を、栃木県栃木市の道の駅「にしかた」で開催いたしました。
多くの皆さまにお集まりいただきまして、自動運転サービスに対する期待の高さを実感いたしました。
私も自動運転車両に試乗いたしましたが、非常に静かでスムーズで安心して乗ることができたところです。
今後の自動運転の大きな可能性を感じたところです。
今後、全国13箇所の道の駅等を拠点とした自動運転サービスを順次開始してまいりますけれども、自動運転の技術的な検証はもちろんのこと、地域の特性に応じた様々なビジネスモデルの検討を進めまして、自動運転サービスの2020年までの社会実装を目指していきたいと考えております。
国土交通省は、御案内のとおり、道路の現場技術、それから、自動車の車両技術、制度を持つという強みを持っておりますので、この強みを生かして、自動運転の早期実現に向けまして、関係省庁と連携し、省を挙げて取組を加速していきたいと考えております。

(問)今朝、JR山手線とか首都圏の複数の路線で停電が発生して、電車が止まっているようなんですが、何か情報は入っていますか。
(答)報道は承知しております。
詳しい状況を確認をしております。
今、直前に聞いたところによると、復旧を始めたという状況と聞いております。

(問)一部復旧が始まっているんですが、何か原因みたいなことはお聞きになっておりますか。
(答)それはまだ聞いておりません。
これから調査をして確認したいと思います。

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