大臣会見

石井大臣会見要旨

2017年3月21日(火) 9:31 ~ 9:40
国土交通省会見室
石井啓一 大臣

閣議・閣僚懇

本日の閣議案件で、特に私の方から御報告するものはございません。
以上です。

質疑応答

(問)森友問題に関して、サステナブル建築物等先導事業の補助金につきまして、申請の取下げの書面は届きましたでしょうか。
また、工事請負契約書の事実関係についてのその後の調査状況、それから補助金返還についての今後の対応についてもお聞かせください。
(答)先週金曜日の会見において、サステナブル建築物等先導事業補助金の申請取下げの申し出があったことは報告をさせていただきました。
その後、19日に取下げ申請書が届いたことから、本日付で補助金交付決定の取消し及び補助金の返還を命ずる通知を森友学園宛てに発出することといたします。
事実関係の調査につきましては、継続中であります。
ヒアリングを実施した申請代理人に対しましては、ヒアリングで多く残った不明な点を明らかにするため、更に追加の資料の提供を求めているところですが、現在催促を行っているところです。

(問)建設業と自動車運送業の時間外労働規制の関係でお伺いしたいのですが、先週末の政府の働き方改革実現会議で両業界にも時間外労働の規制を適用する方向を打ち出されたと思いますが、一方で猶予期間についての取扱いがまだ検討中だと思います。
全体を見直す5年後に両業界にも適用するのが有力ではないかという見方が一部報道等で出ていますが、その点についての検討状況と大臣の御見解をお聞かせください。
(答)今月初旬に開催しました、両業界団体との意見交換会におきましても、規制を適用する場合には、東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、猶予期間を設けるなど、段階的な適用を要望する旨の御意見をいただいたところであります。
私といたしましても、国民生活への影響等を踏まえ、こうした意見はしっかりと受け止めて、検討を進める必要があると思っています。
具体的に両業界への規制をどうするかということは、引き続き、月末の働き方改革実行計画策定に向けて検討が進められることとなっておりますが、国土交通省としても、しっかり調整を進めていきたいと思っております。
まだ調整段階ということであります。

(問)東京都の方で、都議会を前にしてお願いをして、この間、港区にある200の大使館のうち、半分の82の大使館の代表の方とお伺いしたのですが、今の空港問題で、大使館の皆さんはどうしても羽田を使って欲しいというのが陳情の主旨ですが、この間、南浦和の方で国土交通省の関係者がやっているのか知りませんが、羽田の騒音問題を考える会というのがあり、参加してみましたが、結局、羽田の騒音問題、浦和とか東京以外にもあちこち通ってくる問題が起こっているので、できたら羽田の乗り入れ、増やすというのではなくて、成田をもっと使ってほしいというのが趣旨らしいんですけれども、東京都に住んでいる人たちは、皆都内の空港がもっと活性化していくように、交通であれ、24時間問題であれ、滑走路も1本あるのに対して5本もあるというようなことから、何としてもオリンピック・パラリンピックのときには、成田や関空の国際旅客は、みんな羽田にして欲しいと、それだけの体制もできていると思うのですけれども、この辺り大臣は従来どおり成田中心で考えていかれるのでしょうか。
(答)成田中心といいますか、当面、2020年のインバウンド4000万人を受け入れるためには、羽田も成田も現在の滑走路を使って容量を発着回数を増やすということを今模索しているところでございます。
御案内のとおり羽田については、都心上空を通過する新たな離着陸ルートを設定することによって、年間4万回の発着回数を増やそうと、成田についても発着時間に非常に厳しい制限がありますので、それを若干緩めていただくことによって、やはり年間4万回発着回数を増やそうと、羽田も成田も両方やることによって、何とか2020年クリアにできると思ってございます。
ただ、この羽田の新しい飛行ルートにつきましては、都心上空を通過するということから、これまでも通過地点の住民の皆様に丁寧な説明を重ねてきておりますので、それを、引き続き実施していきたいと思っております。
また、千葉県の方からも羽田に着陸するルートがございますので、そういった意味での騒音等の影響もあるかと思いますので、そちらの方についても御理解を頂くように努力していきたいと思っております。

(問)千葉県がらみでいうと、週末に千葉県の県知事選挙が予定されていて、アクアライン800円あたりも森田さんと松崎さんの間で争点となっています。
また、圏央道の延伸も、成田空港まで来ていますが、その先が現在事業中かなということで、千葉県民からすると、東京とどうつながっていくのか、成田空港もそうなんですが、アクアライン800円も千葉県側は維持して欲しい、国はそんなに金あるわけないといっている。
これに対する現状での認識、新しい知事が決まってからになると思いますが、何かお考えがあれば承りたいと思います。
(答)アクアラインの料金問題は、また勉強してお答えしたいと思います。
圏央道の成田以南については、いま、鋭意事業中でございますので、これはしっかりと引き続き進めていきたいと思っております。
(問)利便性について、大臣は効果があるとお考えでしょうか。
アクアラインが800円になって4年くらいが経つが、この先をどうするのかは別にして、関東圏あるいは首都圏での車の動きからすると、圏央道でつなげる、アクアラインでもつなげるというのは、いわゆるサークルライン、圏央道、外環道、中央環状でいうと価値があるということは。
(答)それは価値があると思います。
外環道の西側も現在は東名までですけど、その先湾岸までつなげていくということで、東京都や川崎市等々と検討会を始めたところですから、ゆくゆくはアクアラインまでつながっていくということになりますので、そういう意味ではアクアラインは重要な路線だと思っています。

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