大臣会見

太田大臣会見要旨

2014年3月14日(金) 8:41 ~ 8:48
衆議院分館第18委員室前
太田昭宏 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議案件で、特に私の方から御報告するものはございません。
 1点、御報告させて頂きます。
 4月以降の高速道路の料金について、本日付で高速道路会社に事業許可を行うことと致しました。
これまで、国土交通省が定めた昨年12月の基本方針や1月の消費税転嫁に関する基本的な考え方を踏まえ、高速道路会社において、パブリックコメントを実施するなど検討を進めてきたものです。
 また、今回の事業許可に先立ちまして、本四高速を全国路線網へ編入致しました。これにより、4月以降の新たな高速道路料金が決定致します。
国土交通省としましては、高速道路会社に対して、料金の周知及び丁寧な説明などに万全を期すよう、引き続き求めて参ります。
 なお、本日、道路局並びに高速道路会社より記者発表を行うこととしておりますので、詳細につきましては、そちらにお問い合わせ頂きたいと思います。
私からは以上です。

質疑応答

(問)JR北海道に対する監査状況についてお知らせ下さい。
(答)今回の監査は、常設の監査体制として初めての監査でありまして、(3月)11日から本日まで実施をしています。
この監査では、1月24日の事業改善命令及び監督命令、この「講ずべき措置」について本社及び現場での取組状況を確認することが主眼であります。
具体的には、本社をはじめとして数カ所の現場に立り入りまして、先月新たに選任された安全統括管理者の業務体制、そして記録を重視するルールの策定状況、これらの「講ずべき措置」の取組状況を確認しているところです。
併せて、1月24日の命令を発して以降、安全統括管理者の解任命令などの処分等を行ってきていますが、その中で、毎日の安全確保、そして企業再生というものがしっかりとした取り組みで行われているかどうかというものを確認しているところです。
いずれにしましても、国土交通省としましては、この常設の監査体制を活用するなどしまして、JR北海道における「講ずべき措置」を着実に実行させるよう、対応して参りたいと思っているところです。

(問)マレーシア航空の関係ですが、海上保安庁から航空機が1機出ましたが、それに期待すること、また日本政府としてそれ以外に何かマレーシアの方に支援をするようなことはありますでしょうか。
(答)マレーシアの航空機が消息不明となっている事案に対しまして、マレーシア政府の要請を踏まえまして、国際緊急援助隊の先遣隊として、海上保安庁の職員2名を外務省、防衛省などと共に(3月)11日の深夜に派遣をして、12日より活動をしている状況です。
外務省と防衛省が共に出ているわけでありますが、海上保安庁の航空機ガルフ5)(ファイブ)1機が昨日(13日)午後に現地に到着しまして、本日からマレー半島東側の海域で捜索救助活動を実施するとの報告を受けているところです。
なお、航空局におきましても、航空機の製造者や運航者などから必要な情報の収集に努めているという状況です。

(問)サッカーJリーグの競技場で人種差別的な横断幕が掲げられたことが問題となっておりますが、訪日外国人などへの悪影響も懸念されるかと思いますが、御所感をお聞かせ下さい。
(答)特に外交案件が十分改善されていない国々に対して、そうしたスポーツ競技というなかで、更にそれを改善が出来ないような形にするということは非常に遺憾だというふうに思っています。
ただ観光につきましては、それを超えて民間の関係の強い日本への来日が行われているという状況であると思っておりまして、観光面を含めて改善に努力をしたいというふうに思っているところです。

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