大臣会見

太田大臣会見要旨

2014年1月31日(金) 8:42 ~ 8:48
閣議室前
太田昭宏 大臣

閣議・閣僚懇

 私の方から一点閣議案件で御報告がございます。
本日の閣議におきまして、「奄美群島振興開発特別措置法及び小笠原諸島振興開発特別措置法の一部を改正する法律案」が閣議決定されました。
私の方からは以上です。

質疑応答

(問)昨日(1月30日)発表になりました労務単価の引き上げについてです。
かなり大きな引き上げだと思いますが、これによって期待される効果について大臣から教えて頂けますでしょうか。
(答)昨年の4月に16年ぶりでしたが全国平均で15パーセント、被災三県で21パーセントの引き上げを行いました。
その後も技能労働者の賃金動向をずっときめ細かく調査をして参りましたが、労務単価と実際の賃金に乖離が生じていたことから、2月1日から全国平均で7.1パーセント、被災3県で8.4パーセントの引き上げを行っていくことといたしました。
特に労務単価の改訂をすることによって、技能労働者の賃金にこれが適切に反映されて処遇の改善につなげていくということになることが一番大事だと思っております。
それがひいては建設労働者の担い手確保ということにつながっていくと思います。
昨日も高木副大臣から、その場にいました建設関係の方々にこの事を再度徹底をした訳ですが、さらに建設団体や公共・民間発注者に対しても文書で適切な賃金の支払いを要請するということにしています。
これで技能労働者、特に不足している部門がありますから、賃金水準や処遇の実態というものが改善されていくということがあれば、入札にも影響がありますし、長期的に働く人がこの業界に入ってくるという人材を確保するということにもなっていくと思います。
適切に、時差がいつもありましたので、直ちに2月1日から反映するようにということを、再度徹底をしたいと思っています。

(問)JR山田線ですが、今日復興調整会議があると思いますが、それに関して国の方から何か提案されることはありますか。
(答)国の方からはございません。
JR東日本あるいは沿線自治体側で、これまでも色々な考え方があったということについては承知している訳ですが、今日開催予定の復興調整会議の議論で提案がなされたりしまして、関係者の調整が促進されるように、むしろその調整の促進ということに国土交通省としては努力をしたいというふうに思っているところです。

(問)70億円を国が出してくれればというような話しがJR東日本からはありましたが、そこの取扱いについては今回は如何でしょうか。
(答)その辺は、もう1年前にも提起されていたことですから、調整というものとこれは同時並行という形になると思いますが、それらも含めて(関係者間の)調整が促進されるようにというふうに思っているところです。

(問)70億円ではない方の国の支援というものも検討したいと1年前大臣は仰っていたと思いますが、その方の検討はどのように進んでいるでしょうか。
(答)この調整との関係もありますから、具体的な調整が前に進んでくるという中に、改めて提起をして、そこも含んで議論をさせて頂きたいというふうに思っています。

(問)JR北海道に関連してですが、ATS破壊の元運転士が逮捕されました。これについての御所見と、国土交通省が進めている刑事告発について教えて下さい。
(答)ATSスイッチを破壊した運転士が、器物損壊容疑で逮捕されたという点につきましては、これは道警の調査において行われたものでありますので、私からは特にコメントすることはありません。
国土交通省としての(刑事)告発ということについては、現在尚、道警との話し合いを進めているという状況です。

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