大臣会見

太田大臣会見要旨

2013年10月11日(金) 11:28 ~ 11:36
国土交通省会見室
太田昭宏 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議案件で御報告することはございません。

質疑応答

(問)JR北海道の件で1点伺います。
追加の特別保安監査が明日(10月12日)土曜日までとなっていると思いますが、これまでの監査で判明した事実を踏まえて追加の改善指示など現時点で考えている対策があればお伺いします。
(答)10月9日から12日までの4日間の予定で追加の特別保安監査を実施しています。
今回の監査では特に安全対策の実行体制の確認のため、特に電気関係等委託先を含めて、安全管理体制や経営問題について更に調査する他、ATSブレーキのトラブルなど、前回の監査後に発生した事象についても調査の対象として行っているところです。
これまで現場で様々なトラブルが発生していることから、各部門において現場の実態をしっかりと把握するよう、私の方から鉄道局に改めて指示したところであります。
このような観点で追加の特別保安監査が行われておりますが、まだ監査途中でありまして、その詳細についてはコメントする段階ではありません。
私の方からは、書類とかそういうこと、あるいは聞き取りということだけでなく、現場の線路の上とか車両自体の現場というところも、しっかり見て来るようにということを加えて指示をさせて頂いたところです。
詳細については特別保安監査から帰ってから分析をさせて頂くということになります。

(問)先週(10月2日)の国土交通委員会の理事懇で、JR北海道についても国土交通省として何らかの安全宣言のようなものを出さないと、乗客が安心して乗れないということを一種宿題として出されたと思いますが、今日がその後2回目の理事懇ということになりますが、国土交通省として現状、国土交通委員会に対してどのような回答をするのか、また大臣としてこの安全宣言というものを出せる状況にあるという認識なのかということを教えて下さい。
(答)本日の衆議院国土交通委員会の理事懇は、昼に行われるということです。
議論を頂き質疑もということになるのではないかと思っているところです。
10月4日に行った当面の改善指示、そして9日から開始された特別保安監査、これらについて御説明をさせて頂くということになります。
現在の状況ですが、JR北海道につきましてはトラブルが発生しているということで、利用者の方々に御心配をおかけしていると思っております。
JR北海道に対しまして、基準値を超過したレール全ての確実な補修、特別保安監査で緊急に改善を要すると認められた事項についての改善の指示、ATSブレーキのトラブルに関して同種の車両について異常の有無の確認及び原因究明の指示、これらの信頼性を損なっているという最近の安全上の問題について、1つ1つ確実に対処することによって安全性を確保していくように努めてきているところです。
引き続き、国土交通省においては追加の特別保安監査を含めて監査結果の分析を早急に行って、抜本的な対策の検討を急ぎたいと思っております。
御質問にありましたように、安全ということについてどう国民の皆様あるいは利用する方々にお知らせするかということについては、一番大事なのは夜中ということに集中的になるという場合が多いですが、車両と軌道、そうしたところの保安措置をきちんと毎日とって、朝スタートする時には、それを全社的に確認をしてスタートを切るということを求めてまいりましたので、この作業が現在行われていて、点検が終了しましたということをやらせて頂いているということです。
特別、毎日について安全宣言というもの以上にかなり広範にわたったり、上部の司令が最前線に至るまできちんと通じていないという要素がありましたので、まだいわゆる安全宣言ということで今後ずっと大丈夫だという宣言には至っていないと認識をしておりますが、少なくとも列車が運行をしている訳でありますので、毎日朝に至るまで徹底的に軌道や車両等の点検を行ってということが終了しましたということだけは、こちらにも報告をさせているという状況です。

(問)(11日の未明に)福岡市の病院で火災がありましたが、まだスプリンクラーの設置状況など色々調査が続いているところだと思いますが、国土交通省として今後動きがあるかどうか教えて頂きたいです。
(答)今朝、福岡市の診療所の火災において10名もの方々が亡くなられて、5名の方が負傷されたということは誠に遺憾であり、犠牲になられた方の御冥福を御祈りするとともに、負傷された方々に御見舞いを申し上げたいと思います。
この火災については消防庁、福岡市と協力して必要な調査を行うために国土交通省としても本省の担当職員、そして地方整備局の職員を現地に派遣するということにしています。
今後、早急に原因を把握して必要があれば速やかに対策を講じて参りたいと思っており、重大な火災だと認識をしております。

ページの先頭に戻る