大臣会見

羽田大臣会見要旨

2012年12月25日(火) 10:42 ~ 10:48
国土交通省会見室
羽田 雄一郎 大臣

閣議・閣僚懇

 本日、国土交通省関係の閣議案件は特にございません。

質疑応答

(問)さきほど自動車局の方から、三菱自動車の立入検査に入った旨御連絡がありましたが、これに関して大臣の御所見をお願いいたします。
(答)事務方より、本日から三菱自動車への立入検査を実施すると報告を受けております。
立入検査では同社の社内調査報告書の妥当性の確認などを実施することとしております。
立入検査の結果を踏まえつつ、同社が改善施策を確実に実施し、迅速・的確なリコールがなされるよう、引き続き指導・監督をしていきたいと考えているところであります。

(問)先週、高松空港で管制官の応答が無かったという件で、先週金曜日に、管制官が1人は居眠りをしていた、もう1人は夕食の買い出しに出ていたという記者レクがありました。
これに関して、去年は那覇空港でも同様の事案があったばかりですが、国土交通省としてどのように責任を取られるのかということをお聞かせください。
(答)この件に関しては、あってはならないことだと思っておりますし大変遺憾なことだと思いますが、航空局幹部の処分の必要性などやこのような事に関しては、昨年来実施している管制事務の適正化対策の徹底状況、またフォローアップ状況等をみて、関係者の責任を問うべきかどうかこれからも検討していきたいと考えております。
なお、当事者である管制官でありますが、当面、現場の管制業務から外し、本日より再訓練を実施するとともに、必要な処分等を検討していきたいと考えております。

(問)先週金曜日に発表された訪日外国人の統計で、特に中国からの観光客が前年同月比で43.6%減となり10月よりさらにマイナス幅が拡大しているのですが、このことに関する受け止めと対応をお願いいたします。
(答)11月の外国人旅行者数は2010年同月比2.2%増の64.9万人となり、震災前との比較で、本年6月以来、2度目のプラスを記録したところであります。
中国からの旅行客数については、団体客を中心とした減少によって5万2千人となり、対2010年比で24.0%減少となっております。
今言われた2011年との比較だと43.6%の減少となるわけでありますが、我々としては2010年度比24.0%減少ということを申し上げたいと思っております。
日中の観光交流の拡大というものは大変重要な課題であります。
着実に交流を積み重ねていくことが必要であると考えておりまして、今後とも、中国向けの訪日プロモーション・イベントを当初予定通り実施していきたいと考えているところであります。

(問)本日一部報道で、高速道路の維持管理費捻出のためにレンタル料(返済期間)を10年間延長するという記載がありましたが、これについて御所見をお願いします。
(答)今後、我が国においては、高度経済成長時代に集中投資しました社会資本の老朽化が進行することから、維持管理費・更新費が増大することが見込まれているところであります。
このため、今後の料金制度や維持更新制度の枠組み等について検討することを目的として、社会資本整備審議会道路分科会に国土幹線道路部会を先月設置しまして、議論を開始したところであります。
今後、当部会において幅広く議論を行い、料金施策や維持更新を図る枠組みについて、今年度末を目途に議論をまとめる予定であり、これらを踏まえて国土交通省として検討を進めることとしているところであります。
(問)金額についての目安はございますか。
(答)今後、この部会の中でしっかりと御議論して頂くということでありますので、参考にはなると思いますが、今後決めていくことだと思っております。

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