大臣会見

大畠大臣会見要旨

2011年7月19日(火) 8:41 ~ 8:48
衆・本会議場 中庭側廊下
大畠章宏 大臣

閣議・閣僚懇

本日の閣議では、私の方から特に報告すべきことはございません。

質疑応答

(問)今月の20日で東北地方の高速道路無料開放が始まって1か月というタイミングになるわけですが、この無料開放については、渋滞の多発ですとか、いろいろな問題も生じているという報告もされておりますが、1か月間の成果について大臣の見解をお尋ねしたいと思います。
それから今回の無料開放については、先日の有識者の緊急提言の中でも適切な改善見通しを検討することが必要だという指摘もございました。
このことも踏まえて大臣のお考えがあれば合わせてよろしくお願いします。
(答)無料開放の件ですが、この3日間の連休中、東北地方、特に仙台でお祭り等がありましてインターチェンジ等で大変渋滞等が発生して御利用の皆さまには御迷惑をおかけしまして大変申し訳なく思います。
国土交通省としても6月20日に実施を始めてから、その状況については報告を受けておりまして、それを統計的にも整理をしておりました。
なかなか慣れないということもあって渋滞が発生しており、それも本線まで渋滞の列が並んでいて走行に危険を感ずるという声もいただいているところであります。
そういうことからインターチェンジ料金所の係官を増やしたり、料金所そのものをできるだけ増やしたり、あるいはクリアファイルを事前にお配りして料金所でスムーズに物事が進むようにという工夫もしてまいりました。
このような状況の中でまだ渋滞が発生しているというお話を伺っているのですが、いずれにしてもこの3日間の混乱も含めて、再度よく状況を把握して更に改善の余地がないかどうか検討させていただきたいと思います。
それから「高速道路のあり方検討有識者委員会」からも、これについていろいろ検討すべきではないかとの指摘をいただいておりますので、再度いろいろな方々からもお話をいただいて、どういう形の対策が必要なのかということを国土交通省としても更に検討を進め、できるだけ、利用者の皆さまには御迷惑をお掛けしないような形になるように努力したいと思います。

(問)整備新幹線ですが、未着工区間についての現時点での大臣のお考えと3線同時着工ということが望ましいのかどうかについてもお聞かせください。
(答)これまでそれぞれの所から状況について報告を受けましたし、また、是非早期に着工してもらいたいという要請も頂いております。
着工して完成させた場合に、どのような社会的な影響があるのかということもずっと検討してまいったわけでありますが、できるだけ、地域の声、御意見を踏まえて、一つの結論が出るように更に今検討を進めているところであります。
今はっきり申し上げることはできませんが、中間的なときには、できるだけ地域の実態に即した形で御期待に応えられるように、一つの結論が出るよう努力をしていきたいと、そう思っております。

(問)なでしこジャパンが、サッカーワールドカップで頂点に立ちました。これについて感想をお願いします。
(答)私も昨日の朝5時半頃、ラジオのスイッチを入れたら、かなりの熱戦が展開されていて、PK戦になったということでテレビに切り替えて見ておりました。
ゴールキーパーの方が足で防ぐという本当に神業的なプレーもあり、私も剣道をやっておりますが、あれは考えてやった技ではなくて、瞬間的に日ごろの練習の成果が出たものと思います。
あの瞬間からひょっとしたら日本は勝つのではないかという思いを持っていたのですが、見事に優勝されまして、私も大変感激を致しました。
今朝ワールドニュースを見ておりましたが、世界各国もトップニュースに挙げておりまして、特にアメリカの放送では、負けて残念だけれども負けるのであれば日本で良かったと、このことで東日本大震災で非常に大変な状況であった日本人が一つの希望を見いだすことになるのではないかと、日本のプレーは素晴らしかったと、このように、フェアプレー精神と言うのでしょうか、負けたのですが相手国のプレーに対して賞賛を送っていたことが非常に印象的でした。
スポーツの世界、文化の世界、あるいは様々な形で、今観光交流を進めているわけですが、こういうことを通して各国の理解が深まり、様々な課題を乗り越えて、各国の平和と、それぞれの国の発展につながればと、そんな思いを持ちました。

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