大臣会見

大畠大臣会見要旨

2011年5月13日(金) 12:42 ~ 12:51
参・本会議場 中庭側廊下
大畠章宏 大臣

閣議・閣僚懇

今日の閣議後の記者会見を始めます。
私の方から冒頭に、住宅エコポイントの期限前の終了について申し上げます。
これは、家電のエコポイントも少し期日を前倒しして、混乱が生じないようにということを経済産業省の大臣時代に行ったことがございますが、住宅エコポイントも同じように非常に好評でありまして、私共の当初の見込みよりも多い方々から御申込みをいただいたことから予算がオーバーする可能性があるということで、そのようになっては混乱しますので、住宅エコポイントの期限前の終了ということにさせていただきました。
本来ですと12月末までとしていたポイントが発行される工事の着工等の期限を、7月31日までとすることにいたしました。
ただしポイントの申請や交換の期日については従来通り、短縮はしておりません。
当初予定していた期限前に終了するということについて、住宅の新築やリフォームを検討されている消費者の方々に対して、住宅エコポイント申請窓口や業界団体等を通じて周知を図り混乱が生じないように取り組んでまいりたいと思います。
なお、詳細については既に事務方より皆さんに資料等が配布されていると思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

質疑応答

(問)仮設住宅の今後の建設見通しについてですが、16日の週に示されるということを大臣は表明されていますが、現時点で8月お盆までの入居というところでいうと、どのような感触をもたれていらっしゃいますか。
(答)今後の建設見通しについては来週までかかると思います。
そのお話は来週として、その前に少し報告をさせていただきます。
私としては大変嬉しいわけでありますが、今日時点で、着工済戸数が3万1千84戸になりました。
また完成戸数が1万5百71戸ということになりました。
非常に遅れたという御指摘をいただきましたけれども、5月末までに何としても3万戸を完成させて、避難所で生活されている方々に1日も早く入居していただきたいという思いでここまで努力してきたところでございます。
阪神・淡路大震災の時に比べて遅いという御指摘をいただいてまいりましたが、阪神・淡路大震災の時は74日目で3万戸を完成させたということでありますが、5月31日というと81日目であり、1週間ほど遅れますけれども、何としても3万戸を完成させたいと思っているところであります。
そういうことで、先ほど申し上げましたように、現段階で3万1千84戸着工済みでございまして、完成が1万5百71戸ということで、あと2週間半しかないわけでありますが、この2週間半の間に残りの2万戸を完成させるように今全力で取り組んでいるところであります。
6月1日以降の分については整理して、来週改めて概要を皆さんに報告できるように努力しているところでございます。

(問)昨日、リニアに関しての答申があり、副大臣からコメントは頂戴したのですが、改めて、整備計画等を決定する立場である大臣から今後についてお聞かせいただければと思います。
(答)今御質問いただきましたリニアの件でございますが、中央新幹線小委員会におきまして答申が取りまとめられました。
この小委員会の中で、精力的に御審議をいただいてまいりまして、関係者の皆さまには感謝申し上げます。
今回、この答申をいただきましたので、この答申内容をしっかりと踏まえて、今後、対応してまいりたいと私は考えております。
様々な御議論をいただきましたが、今回3月11日の大震災を私たちは経験しまして、道路、鉄道、港湾、空港、それぞれが大事な役割を担っていて、1つ1つではなく総合的に関係しておりますので、今後、そういう点でも私たちは考えていかなければいけないと思いますし、今回答申をいただいて、それを踏まえて大事にしながら取り組んでいきたいと考えております。

(問)一方で整備新幹線の新たな着工についてはなかなか議論が進んでいないように感じるのですけれども、これに関しては大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)道路もそうでありますし、鉄道もそうでありますが、1つ1つどうするかということも大事でありますが、面として、将来を展望してどうなのかということを考えていかなければいけないので、整備新幹線についても何らかの形でどういうふうに進めるかということを整理したいと考えております。

(問)環境省が始めると発表された「スーパークールビズ」ですが、ポロシャツもアロハシャツもOKということですが、国土交通省で導入するお考えはありますでしょうか。
(答)私は開襟シャツですが、スーパークールビズというものがどのような概念なのか、ちょっとまだ分からないので、環境省によく聞いてみたいと思います。
カナダとか米国やアイスランドでも、ソフトウェアを開発している会社では、短パンやTシャツでもOKですし、服装よりもどういうアウトプットを出すかということをしていますが、私たちはある程度、規律とか、仕事上かもしだす雰囲気等もありますし、またお客様と接することもありますから、その辺は失礼にならないようにしなければいけませんので、環境省の意図を改めてよく聞いてみて、国土交通省内で取り入れるものは積極的に取り入れていきたいと思います。

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