大臣会見

大畠大臣会見要旨

2011年5月10日(火) 10:48 ~ 10:56
国土交通省会見室
大畠章宏 大臣

閣議・閣僚懇

ただいまから閣議後の記者会見を始めさせていただきます。
今日の閣議等では国土交通省関係で皆さんに御報告すべきものはございません。

質疑応答

(問)昨日、茨城県の方でも下水の汚泥から放射性物質が検出された問題ですが、この処理基準について地元の方でも早く示してほしいとのことですが、見通しがありましたらお願いします。
(答)先週の土曜日に福島県に入りまして、佐藤知事からも、福島県内における下水処理場の汚泥から放射性物質等の放射線が検出されたというお話が改めてございました。
これについては既に5月1日に連絡が来ておりまして、国土交通省としても、ひとつの基準を示すべきということで関係の省庁とも連絡を取りながら、その対策をどのようにすべきか検討してきまして、土曜日には、私共の方から来週の半ばまでにはひとつの基準をお示しをしますというお話をしてまいりました。
背景的には、1日に200トンという汚泥が出るので、それを保管しておく場所にも困るということから、ぎりぎり今週の半ば、水曜日ぐらいまでをひとつのめどとしたいと私も思ってお話を申し上げたところであります。
今、関係の部署と連携を取っておりますが、何とか明日中には、ひとつの基準をお示しして、県の方に御回答をしたいと思っております。
茨城県という話もありましたが、そこも含めてどのような基準で対処すべきかという方針をお示ししたいと思っております。

(問)昨日、中部電力が浜岡原発の全ての運転を停止するという要請を受け入れましたが、これによって中部電力管内も電力需給が逼迫すると見られますけれども、これに関連して、鉄道など国土交通省関連所管の業界や産業に対してどのような対応を求めるのか、国土交通省としての方針をお聞かせください。
(答)国土交通省としては、東京電力の計画停電のときにも申し上げましたが、安易に鉄道の運行本数を減らすことによる省エネという方策は執るべきではないと思います。
これは利用する方々に大きな影響を与えますし、また利用する方々の背景の企業にも大きな影響を与えますから、基本的には鉄道は除外していただきたいと申し上げましたが、しかし、現実問題、大変厳しい状況の中で計画停電が実施されまして、それに対応して国土交通省としても運行本数の削減ということを実施したわけであります。
中部電力の場合も基本的には同じ姿勢で対応させていただきたいと思いますが、鉄道の運行本数を減らすという形での省エネということでなく、鉄道を除いた形で対応することを検討していただきたいと思います。
現在のところ、そのような考え方で中部電力管内についてもお願いしたいと考えております。

(問)高速道路料金についてですが、休日1,000円、その他無料化の中止ということを6月めどということで方針を固められていますけれども、いつ頃始めるのかということと、詳細な制度について教えてください。
(答)5月2日に第1次補正予算が成立いたしました。
したがいまして、その中で、無料化の社会実験は凍結をするということと、休日1,000円についても止めて、その分の予算を復興に回すということの御決定を頂けましたので、国土交通省としては、そのような形で変更手続に入りました。
システム変更におおよそ2か月掛かるということでありますが、現在のところ、作業が進行中でありまして、6月中旬くらいにはそのような変更が終わるかもしれませんので、現在、いつから変更になるかということをシステム変更の進行状況を見極めておりまして、それがわかりましたら、また正式に皆さんの方にも、そして皆さんを通して国民の皆さんにも、ユーザーの皆さんにもお知らせをするようにしたいと思います。
現在、変更の手続を開始しまして、現在進行形というのが実態です。

(問)小泉政務官が御自身の選挙区内で、独自に放射線量を測定してその結果が文科省の公表したデータより高いということで、地元の小中学校には注意を促すような文章を政務官名で送っていたということがあったようですが、これについて現場の方から混乱を来すのではないかという懸念も出ているようなのですが、これについて大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)私は、国土交通省の所管の仕事では基本的に無いと思いますので、小泉政務官というより、小泉さんとして、個人的にされたのではないかと思います。
したがいまして、小泉さんもいつか記者会見のときがありますので、そのときに聞いてください。

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