大臣会見

大畠大臣会見要旨

2011年1月18日(火) 10:00 ~ 10:10
国土交通省会見室
大畠章宏 大臣

閣議・閣僚懇

それでは閣議後の記者会見を始めさせていただきます。
まず、今日の閣議で、国土交通省関係の人事について、御承認を頂きましたので、御報告申し上げます。この人事異動でありますが、これは、いよいよ24日から国会が始まります。
大変厳しい国会になりますが、国土交通省としても体制を整えていくと、馬淵前大臣の判断等でこのような人事を行ったということでございますので、本日18日発令をいたしました。
これについて御報告を申し上げます。本日付けで甲村技監の退任、その後任に佐藤河川局長を任命するということを含めて、発令をいたしましたので、発表をしたいと思います。
 後は、皆さんの方から御質問を頂いて、それについてお答えをすると。
私も大臣就任直後でございますので、十分にお答えできないこともあるかもしれませんが、またできるだけその問題については、よく検討して、皆さんにお答えをしたいと思います。
それでは御質問をお願いしたいと思います。

質疑応答

(問)昨日、JR東日本の新幹線が1時間全面停止いたしました。
システム関係のトラブルのようなのですが、所管する立場の大臣としてどうとらえているのかというのが1点と、新幹線については、海外への売り込みを模索中で、そこでは運行の安定性というのも、日本勢の売りだったかと思いますが、その点についても所感をお願いします。
(答)この新幹線の運行システムのトラブルについては、私も今朝の新聞等でもいろいろ皆さんの基本的な考え方を知ることができましたが、利用者の方にとって、大変御迷惑をお掛けしまして、国土交通省としても申し訳なく思います。
既に、国土交通省として同社に警告書を発しまして、速やかな原因究明と再発防止策を講じることを指示したところであります。
確かに最近は複雑な運行システムになっておりまして大変かもしれませんが、徹底してこの原因究明にあたることと、そしてそれに対する再発防止策を示すよう要求いたしました。
この検討結果を受けて、国土交通省としても徹底してその原因究明内容、あるいは再発防止策が妥当かどうかということを国土交通省としても検証して、ちょうど3日前にもございましたので、当該する東日本だけではなく、全般的なことに対して信頼性を確立したいと。
そして、国民の皆様の経済活動や、あるいは日常生活上、大変な御迷惑をお掛けすることのないように指導・監督を徹底していきたいと、そう考えております。
それから、海外に高速鉄道のインフラ輸出ということで今展開をしておりますが、この問題がそれに対して影響があるのではないかという御質問を頂きましたが、先ほど申しましたように徹底して運行システム障害の原因究明と再発防止策というものを検証して、そのような疑念が生じないような態勢を築きたいと、私はそう考えております。

(問)日本航空の経営破綻から明日で1年となりますが、今後の再生に向けて望むこと、それから所管する立場として、今後具体的にどのような環境整備に取り組んでいかれるのかお伺いいたします。
(答)日本航空の会社更生法の手続きを開始してから約1年ということでありますが、とにかく、なんとかこの会社更生法に則って適切に対処していただきたいと思うのですが、一つは今年度末のリファイナンスを実現して更生手続きを早急に終結させること、それから、平成25年1月18日までに機構の保有する日本航空の全株式を売却する必要等がありますので、いずれにしても、しっかりと対策を進めていただきたい。この業績目標を着実に達成していただきますように、国土交通省としても指導・監督は徹底していきたい、そう考えております。

(問)今後どういった環境整備に取り組んでいくおつもりですか。
(答)私も先日UAEにも行きましたが、UAEでは国営の航空会社を設立して運行しておりますが、やはり、JALというのは日本を代表する航空会社でありますから、国民の信頼を回復して、日本の有数の航空会社として、世界にも信頼を得られるような体質の改善を私自身も求めたいと思うところであります。
今回、国土交通大臣を拝命しましたので、その企業の体質を強化して、国民から信頼される航空会社として、是非立ち直っていただきたいという思いで、私もいろいろと努力をしていきたいと思っております。

(問)関連してもう一点、JALの整理解雇について、先日、大臣はどう対応すべきか日本航空からも話を聞いてよく調べたいといった御趣旨の発言をされていました。
一方で解雇された元組合員の中には明日にも提訴する方針を明らかにしているのですが、国土交通省はこれまで労使問題については推移を見守るということで介入しない姿勢を示してきたと思うのですが、改めて整理解雇について大臣の御所見をお願いします。
(答)これはいわゆる民間企業の労使問題でありますから国が直接関与をするということはありませんけれども、しかし、注視はしていかなければならないと思います。
是非、労使でよく話合って、この労使問題を解決してもらいたい。そういうものがありますとなかなか企業の運営にも影響が出てくる可能性もありますので、会社側の方にはどういう状況になっているのか、先ほどの会社更生法の手続き等合わせて、時にはその状況についてもお話を伺いたいと思っております。

(問)インドを訪問している鳩山前首相が、内閣改造について「勝手にやったらいいじゃないか」という趣旨の御発言をされたやに承っておりますけれども、同じグループの幹部でいらっしゃる大臣からその受け止めを伺えればと思うのですが。
(答)鳩山さんはまだ帰国されていないのかな。
帰ってきたらよく話を聞いてみます。

(問)何かそんな御発言をされるようなムードがございましたでしょうか。
(答)どうなんでしょう。
どういう意図で話をされたのか、戻ってきたらよく話は伺ってみたいと思います。

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