大臣会見

金子大臣会見要旨

2009年6月2日(火) 9:51 ~ 9:57
参議院 議員食堂
金子 一義 大臣

閣議・閣僚懇

 今日の閣議では、観光白書の国会提出及び観光週間の廃止の了解の決定と、閣議外案件で成田国際空港株式会社の代表権を有する社長について、森中小三郎現社長の再任のご了解を頂きました。この成田国際空港株式会社の社長の件については、6月19日に開催される株主総会後の取締役会で決定されるようですが、後程皆様方には広報課から資料をお配り致します。私の方からは以上です。

質疑応答

(問)直轄負担金の関係ですが、内訳開示で国土交通省の作業が遅れや訂正が相次ぐ事態となりましたが、この件に関する受け止めと今後の制度改正に向けたお考えをお願いします。
(答)取り敢えず、開示について第一歩を今進めて頂いていると。先週末やってみたらちょっと不備があったというようなことでお話しは伺いました。これは本当に申し訳なく思っています。ただ初めてやるケースですので、多分やる予定がやれなかったというか、もっと他の資料を整えていかなければいけなかったということがあったのだろうと思います。そのフォームと1回相手にどのように理解させられるのかという条件を一度経験すれば、2回目からは出来るのだろうと思っています。それから、今は足らざる部分を出して、なお理解が得られないという部分は更にどこなのかということについて、それは検討してもらえれば良いと思っています。

(問)内訳開示については一定の評価の声が地方側にもありますが、負担そのものについてまだやはり反発の声が出ていますが。
(答)当然これから第2弾として負担金の中で退職金、「何で俺達がそれを負担するんだ」と、それから年金、共済年金、「何でそれまで負担するんだ」というようなご議論がこれからこれが出された後にその他出て来ると思います。そういうものは見直ししようと思っています。

(問)見直しというと具体的には。
(答)年金ですとか退職金は請求しないと。

(問)国で負担する、地方負担は求めないと。
(答)当然、財務省ともやり合う必要がありますけれども。或いはどこに計上だって国家公務員給与ですから、どこで負担を計上するかだけの話ですから。後は、当然に一方でこれから更に検討していきますけど、それでは補助金の部分はどうするんだという部分もあるのだと思います。

(問)見直しの時期は。
(答)今度の5月に出したものを踏まえて、知事会が多分こういうことについて見直してくれ、という項目がこれから出て来ますので、それを受けて考えたいと思います。

(問)今の話に関連してなんですけど、知事会の中には直轄負担金を止める代わりに、国からの補助金も止めて、国は国、地方は地方で公共事業を進めてはどうか、といった意見もあるのですけど、それについてどう思われますか。
(答)それはもう、長期的にはそういう話です。正に地方分権の直轄と地方というのを再整理するというところですよね。そこへ行かないとなかなか今仰った議論が進まないじゃないですか。だから、第3次勧告を受けた後の話になってきます。考え方としてはある得るんだと思います。

(問)今特に負担金に拘る理由は無いんですか。
(答)ちょっとご趣旨がよく分からない。

(問)要するに、直轄事業をするための財源の一部でありますけど、それを自分たちで負担しても良いということでしょうか。将来的な議論として。
(答)直轄事業を先方に渡してしまうという訳ですよね。今のお話は。国の直轄事業を止めて、もう地方に渡してしまうと。だからその場合、後はお渡ししてしまう時の直轄事業の工事費、整備費を合わせて、財源も合わせてお渡しするという話ですよね。それはもう地方分権改革推進委員会が言っているお話だと思うのですけれども、その場合、第3次勧告、つまり財源対策をどうするかというところと合わせてセットしなければいけないものですから。

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