大臣会見

金子大臣繰り上げ会見要旨

2009年3月19日(木) 8:46 ~ 8:57
参議院議員食堂
金子一義 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議で当省に関係するものはありませんでした。閣議前に第6回郵政民営化推進本部が開催されました。私からは以上です。

質疑応答

(問)ETC車載器の助成制度についてですが、今日、財団で正式に台数等を決めると聞いていますが、4月以降の対応についてはどのようになるかお願いします。
(答)せっかくこれだけ国民が関心を持ってくれていることでありますので、当初の100万台の助成は4月に入っても継続をしたいと思っております。それ以降、更に需要がある場合はまた別途検討しようと思ってます。

(問)昨日、大阪の橋下知事が香川河川国道事務所の改修経費に関しまして、「国土交通省が詐欺集団であると、文部科学省以上に馬鹿で助かった」とかなり厳しい調子で国土交通省を批判したんですが、これについてご感想等あれば。
(答)これだけ直轄負担金が問題になっている時に、香川河川国道事務所は「どこの社会に住んでいるんだ」と言いたくなりますよね。非現実的。しっかり対応してもらわないとダメですね。

(問)今のことなんですが、詐欺とか馬鹿とか、ちょっと公職にある方の発言とも思えないところあるんですけれども、私も大阪人と15年暮らしてきて大阪人はああ言えばこう言うというのはよく分かるのですが、その辺の感想は如何でしょうか。
(答)知事会との会で、多分、橋下知事も、新潟県の知事も、知事会の会長の麻生さんも、4月どこかで我々は懇談します。これは国土交通大臣だけでなく、併せて財務大臣、それから総務大臣にも参加してもらいます。両大臣の了解ももらいました。そういう中で、国と地方の負担のあり方の議論を整理していきたいと思っています。今度の河川国道事務所は、法律的に香川県が負担するものと一応なっていると。私もそれに気が付かなかったんですけど、県が全く知らないのも変な話だなと、香川県が知らないのもおやっと思いましたけども。橋下府知事も庁舎まで負担させるという仕組みがお分かりになっていたのかどうか、これは分かりませんが、4月に知事と我々との会をやった時に、少したしなめようかと思ってますけど。

(問)ちょっと言い過ぎかなと。
(答)憎めないんですよ。あの人は。

(問)どこの社会に住んでいるのかと言いたくなるとのことですけれども、それは法律的には負担するのは適正だったけれども、きちんと相談しなかったことが問題だと。
(答)直轄負担金の問題がこれだけ今社会問題になっているじゃないですか。それを現場の河川国道事務所が十分説明してませんでしたなんて、事実関係の細目を聞いていないんで、もうちょっと聞かせますけど。他人事のような話で済むかよと、こういう意味です。

(問)最終的には制度の見直し、そこのところの制度がやはりおかしいというようにお考えでしょうか。
(答)まだ分かりません、その問題は。

(問)制度自体には間違いはなかったのでしょうか。
(答)ありません。

(問)あくまで手法の問題でしょうか。
(答)法律的に出先のところは払うということで、3年間。ですから、過去2年間は問題ありませんでした。今年だけ額が増えたので、ということのようです。

(問)確認ですが、国と地方で直轄負担金に関する協議の場で財務大臣と総務大臣も参加するということで宜しいでしょうか。
(答)財務省は嫌がるでしょうね、主計局は。しかし与謝野さんは参加すると言ってくれたから。 

(問)ETCについてですが、0円のETCを求めて徹夜で並ばれたり等盛況というか少し混乱が起きていますが、ご所感を伺っても宜しいでしょうか。
(答)首都高が0円をやっている1日50台は高速道路会社各社がそれぞれサービスを行うと。私は、場合によっては他の高速道路会社も財団の他に支援するということもあり得ると聞いていたのですが、それはやられずに、首都高だけ0円をやられると。それは各社の対応ですから、混乱というよりも各社それぞれ工夫して対応されていらっしゃるということですから、そのこと自身は別に国として「こうしなさい」と言っている訳ではないので良いことだと思います。私はこの数ヶ月、去年の年末から高速道路各社社長に来てもらってお話しを伺いましたが、料金値下げの実行に当たってもの凄く毎日毎晩事務方は大変な努力、準備をしています。いざ始まった時の渋滞で、特に何が渋滞するかというと、料金所はETCを使うので比較的良いのですが、サービスエリアはトイレが足らなくなる可能性があります。女性にとってみれば致命的。それから、車がサービスエリアに集中して数珠繋ぎにならないようにどのように誘導するかという情報も含めて、これに対して大変な努力を道路会社が今それぞれやってくれている。その上で、繋いだところが意図した料金の形態に上手くきちんと対応出来るように、ソフトがブレイクダウンしなければ本当に良いなと思っています。

(問)いよいよ明日から試行が始まりますが、抱負等ありますか。
(答)地方自治体で、徳島県ではこういったものを機会に本土からどんどん人に来てもらうというイベントをやっています。それから福島県も折角だから地元に来てもらいたいという色々な準備をして地域として人に来てもらおうと、こういったものを使ってやろうということで観光客の呼び込みを今、企画されています。こういうもので繋がって元気になっていくと良いなと。私も一番最初に就任して、特に地方から高速料金の引下げと言った記憶がありますが、特に地方がこういったことで元気、しかも観光需要、この高速道路の料金引下げによる観光の経済効果というのが一番大きいですから。7千億円と試算してますが、こういうところで上がってくれると良いなと。一方で、ソフトの混乱が起こらないようにして、ソフトの混乱だけはちょっと恐いなと思っています。

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