大臣会見

金子大臣臨時会見要旨

2008年12月20日(土) 9:40 ~ 9:49
国土交通省会見室
金子一義 大臣

閣議・閣僚懇

 おはようございます。昨日は皆さん明け方6時、ほぼ徹夜に近い作業があったようですけれどもお疲れさまでした。内示がこの後11時過ぎになるものですから、あまり中身について申し上げる段階ではないのですけれども、今日の閣議の前に、中期防衛力整備計画の見直しについて安保会議がありました。閣議決定が行われました。閣議は財務相原案についての閣議です。この閣議の原案については既に皆様方、レクを受けていると思いますので中身については省略させて頂きます。

質疑応答

(問)公共事業費がかなり落ち込んでいますけれども、重点化枠に向けて対応等がありましたらお願いします。
(答)一昨日、中川財務大臣に重点化枠について要請をしてきました。公共事業費、農林水産省の分も併せてですけれども6%減ということに内示段階でなっております。復活要求については与党と相談していきますけれども、これだけ地方の景気が悪い中ですので、公共事業をきっちり確保していくことが大事ですので、予算が確保されることを期待します。党政調会長がまとめて要請するという手順になっています。

(問)公共事業費の部分ですが、シーリングで基本は3%、今年に限って5%というフレームがあったのですが、今後の動向を経て、どの辺の着地点として目指しているのかお聞かせ願います。
(答)3千3百億円の特別枠に財務大臣枠2百億円ありますので、何処がというのはこれから配分を受けていかないと我々としては今の段階では分からない、申し上げれない状況です。

(問)3千5百億円の中でどの位欲しいと。
(答)今は申し上げられない。

(問)道路予算ですが、国の直轄がかなり厳しくなってきていると思いますがどのようなご感想がありますか。
(答)道路については相当厳しくなることは覚悟して取り組んできていますが、その中で必要な道路を造る枠組みだけは確保させて貰いたいという気持ちでやってきました。その中で直轄が相当厳しくなる状況はその通りです。

(問)個別の話ですが、懸案になっているダム関連の事業費は如何ですか。
(答)個別はこれから出ますから今の段階では申し上げない方がいいと思います。

(問)整備新幹線ですが、予算を見ている限りではほぼ満額になっていると思いますが、感想は如何ですか。2009年度当初に3千5百億円強付いていますが。
(答)今度の予算を考えてみると、1次、2次、当初予算ということですが、1次が10月に通っているので18ヶ月予算です。そういった意味では、ある意味極めて異例の規模になってくると思います。そういった中で、整備新幹線は補正も含めて進めさせて頂いている、工期を出来れば短くしながら効果を生んだ方が良い訳であり、そういった意味ではスピードを持って予算が付けられたというのは私の立場では本当に嬉しい話です、良かったと思います。

(問)今年の予算についてですが、今までは所謂復活財源が500億円位で、復活折衝が形骸化しているから事前に閣僚折衝をやるという流れになったのですが、この予算編成の流れがやり方を少し変えた感がありますが、その辺のご感想があればお願いします。
(答)これはよく分かりません。私だけではなく他の閣僚もです。ただ事前に、どんどんすり合わせていって、必要なもの、必要でないものを実際に政治主導で相談していけと。後でシナリオ、振り付けで、これが復活折衝ですということよりも、実質的にやって進めていったらどうだというような趣旨だとすれば、整備新幹線等は本来復活折衝のようなことだったのが、政府与党で或いは財務省との間でギリギリやって片付いているといったようなことで、1つのやり方としては「実質的な」と言う意味では功を奏しているのかもしれません。 

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