1.日時
平成22年7月26日(月)13:00~18:30
2.場所
国土交通省共用会議室2A・B(中央合同庁舎2号館低層棟1階)
3.出席者(敬称略・臨時委員は50音順)
分 科 会 長 宮下 國生 大阪産業大学大学院経営・流通学研究科長
分科会長代理 石津 寿恵 明治大学経営学部教授
委 員 工藤 裕子 中央大学法学部教授
〃 酒井 正子 帝京大学経済学部教授
臨 時 委 員 桑島 進 東京海洋大学名誉教授
〃 小島 茂 (社)日本船長協会副会長
〃 垰野 廣文 たをの海運(株)代表取締役社長
〃 高田 正彦 元エアーニッポン(株)常勤監査役
〃 羽原 敬二 関西大学政策創造学部教授
〃 吉田 圭介 川崎汽船(株)代表取締役専務執行役員
独法評価委員会委員長(※)
家田 仁 東京大学大学院工学系研究科教授
(※)オブザーバーとしての出席であり、評価には加わらない。
4.議題
(1)分科会長選任及び分科会長代理指名
(2)独立行政法人航海訓練所
[1]財務諸表の承認にあたっての意見具申について
[2]平成21年度業務実績評価について
(3)独立行政法人海技教育機構
[1]財務諸表の承認にあたっての意見具申について
[2]平成21年度業務実績評価について
(4)独立行政法人航空大学校
[1]財務諸表の承認にあたっての意見具申について
[2]平成21年度業務実績評価について
[3]重要な財産(土地)の処分計画の認可にあたっての意見具申について
5.議事概要
○事務局から、次の事項について報告された。
・「国交省独法業務実績評価に関する基本方針」、「同判断基準に係る指針」及び
「国交省独法評価委員会運営規則」の改正があったこと。
・次期中期目標・計画の策定スケジュールと、これに伴って年度末に分科会を開催
予定であること。
○議事の概要及び委員の意見等の概要は以下のとおり。
(1)分科会長選任及び分科会長代理指名
・宮下委員が分科会長に選任された。
・石津委員が分科会長の職務を代理する者として指名された。
(2)独立行政法人航海訓練所
[1]財務諸表の承認にあたっての意見具申について
質疑応答の後、「意見なし」とされた。
[2]平成21年度業務実績評価について
【業務運営評価】
・実習生の定員充足率が80%を超える中で、船内での学生支援、フォロー
アップに努めていることは評価できる。
・日本の将来を担う青少年を含めて、社会全体に対して海事思想を普及して
いくことは非常に重要であり、教育機関としての責務を十分に果たしてい
ると高く評価できる。
・今後は、Sの評定を得るためには、より適切な説明の仕方と資料を用意す
ることが必要ではないか。
【総合評価】
・燃料の安定的確保や、練習船の計画的な代船建造など、評価には直結しな
いが、しかし重要な長期的検討課題であるので、「その他」欄に記載する
ことで意見の一致をみた。
(3)独立行政法人海技教育機構
[1]財務諸表の承認にあたっての意見具申について
質疑応答の後、「意見なし」とされた。
[2]平成20年度業務実績評価について
【業務運営評価】
・就職率については、業界の輸送量や求人数が減少している中で、従来と同
様の実績を上げていることは評価に値する。
・研究の公表では、国際学会での発表や査読論文の国際ジャーナルへの掲載
など、本来は研究機関でないにも拘わらず実績を上げていることは評価で
きる。
・資料においては、実績がうまく説明できていない部分があるので、客観的
データを示して、より説得力のあるものを作ってはどうか。
【総合評価】
・保護者との密な話し合いや保護者へのアンケート結果の反映を通じて信頼
関係を確保するとともに、生徒・学生に対するメンタル面でのきめ細やか
な指導により、一人一人に力をつけさせて、自分の生きがいを与えている
ことは法人の明確な実績である。
(4)独立行政法人航空大学校
[1]財務諸表の承認にあたっての意見具申について
質疑応答の後、「意見なし」とされた。
[2]平成21年度業務実績評価について
【業務運営評価】
・単発事業用課程における飛行訓練時間の見直し等に当たっては、飛行訓練
155時間を150時間にシラバスの改定を行ったが、学生の資質などを
見ながら今後その効果を検証すべきである。
・採用試験における身長要件について、調査研究により平成23年度入学学
生募集から「163cm以上」から「158cm以上」に見直しを行ったこと
は、優秀な学生の確保につながっていると評価できる。
・Bの評定が1人でもいた場合は、よく議論したうえで評価を決定すること
が重要である。
【総合評価】
・特に意見なし。
[3]重要な財産(土地)の処分計画の認可にあたっての意見具申について
質疑応答の後、「意見なし」とされた。