1. 日 時 平成21年8月10日(月)14:00~16:30
2. 場 所 中央合同庁舎2号館低層棟 国土交通省共用会議室5
3. 出席者(五十音順、敬称略)
後 千代(分科会長)、重信 千代乃、高田 博行、永田 邦和
4. 議 事
(1)平成20年度財務諸表等について
(2)平成21年度長期借入金の償還計画について
(3)役職員の給与改定についての報告
(4)平成20年度業務実績評価について
[1]業務実績の報告
[2]業務実績の評価
(5)第一期中期目標期間の業務実績評価について
[1]業務実績の報告
[2]業務実績の評価
5. 議事概要
○ 議事に先立ち、來生委員欠席により分科会長選任が行われ、後委員が選任された。
(1)平成20年度財務諸表等について事務局から説明の後、委員より質問があったものの意見はなく、平成20年度財務諸表については分科会として了承された。
(2)平成21年度長期借入金の償還計画について事務局から説明の後、委員からの質問・意見はなく、平成21年度長期借入金の償還計画については分科会として了承された。
(3)役職員の給与改定について事務局から報告がなされた後、委員より質問があった。
(4)平成20年度業務実績評価について及び(5)第一期中期目標期間の業務実績評価及びパブリックコメント(意見募集)の結果について事務局から説明がなされた後、討議が行われた。
(主な質問・意見は以下のとおり)
・国の緊急経済対策の保証制度による融資の増加に伴う保証手続きの代行は実績にならないのか。
・給与水準の検討について地元公務員、国家公務員、民間金融機関、地域の企業等との給与比較を検討したのか。
・リスクが高く民間金融機関では融資しないところに基金が融資をする形でメニューを変えるということは場合によっては、不良債権が増加をしていく可能性があるのではないか。
・財務諸表について繰越欠損が出ており、その改善方法は金利をアップまたは債権の質の向上である。そのほか、コンサル的に企業の業績を向上させたり悪い要因の排除を行うなどの方法もあるが、そのためには、人的リソースの再配分を考えなくてはならない。
・財務の改善を実現するには、費用と収入源、保証料と金利収入のバランスに合わせてトントンになるように人的リソース再配分をシフトするべきではないか。
・基金の収益構造と産業振興、事業者の自立など地域資源を活かした開発との間でうまく折り合いをつけなければいけないのではないか。
・事業者再生支援委員会を開いて、29の事業者のうち10の事業者がランクアップしたことを評価したい。また、地域に根ざした経営的指導を行って頂ければさらによい。
・債権の質の改善努力はこの総合評価の中でどこにあらわれるのか。財務諸表で表せない評価も対象に含めるべきで、少子高齢化、GDPの下落という状況で同じ物差しで見ることが果たしていいことなのか。リレーションシップバンキングなどによる貸出先の質の向上を、キーパフォーマンスインディケーターとして考慮しても良いのではないか。
・評価指標には改善余地があって、評価指標を補う形で、「もしこの業務をしていなかったら誰がどんなマイナスを受けたか」という視点で参考指標をつけてあると評価する側としてはうれしい。今回の報告で一部にはこうした参考指標の報告を受けており、評価する側としてもありがたい。