下水道

ICTの活用

i-Gesuidoの推進について

1)下水道事業が抱える主な課題
 ・人口減少による使用料収入の低下、下水道人材の減少や老朽化施設の増加など、現在の下水道事業には様々な課題が顕在化してきており、より効率的に事業を実施する必要がある
 ・また、時間雨量50mmを超える雨が頻発するなど、雨の降り方が局地化・集中化・激甚化しており、新たなステージに対応した防災・減災のあり方を検討する必要がある
 ・さらに、人口減少社会における汚水処理の最適化、エネルギー・地球温暖化問題への対応や安定した処理水質による地域に望まれる健全な水環境の創造など、下水道事業に求められる役割は多くなっている

2)i-Gesuidoの基本コンセプト
 ・国土交通省では、下水道事業の抱える様々な課題に対して、ICTの活用による下水道事業の質・効率性の向上や情報の見える化を行い、下水道事業の「持続」と「進化」を実践。その取組を「i-Gesuido」として推進。 
 ・ 「i-Gesuido」では、既存のICTを各地方公共団体において積極的に導入できるよう、ガイドライン等基準類の整備を行うとともに、関係する技術の開発を推進するなど、下水道事業におけるICTの導入を促進
 ・ 「i-Gesuido」の推進に当たっては、ICTを活用して効率的な事業実施が可能な4本の柱を中心に施策を展開し、より効率的な下水道事業とすることを目指す。
 ・ また、ICTを活用して他分野と連携する取組等についても今後検討し、社会の多様な分野に貢献




 

柱-[1] BIM/CIM

(3次元モデル活用による設計・施工・維持管理の効率化)





 

BIM/CIM導入促進に向けた取組

・平成29年度に実施したモデル事業において、3次元モデルを活用することにより、各職種の設計図面を1元化し、干渉の早期発見・早期対応、受発注者間や他企業との協議において、意思決定の迅速化、理解度の向上などの効果を確認
・平成30年度も継続してモデル事業を実施するとともに、モデル事業の成果等を踏まえ、平成30年度末に下水道版BIM/CIMガイドライン(試行版)を策定・公表
・平成31年度からの下水道版BIM/CIMガイドライン(試行版)に基づく実試行に向けて、地方公共団体への説明会や意見交換を実施

ガイドライン等

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