航空

イレギュラー運航の発生状況(平成27年9月)

(航空運送事業の用に供される航空機(最大離陸重量が5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの)
No.
発生日 運航者 航空機型式 便名 出発地 目的地 着陸地 概要 備考

1

9月2日

日本エアコミューター

サーブ式SAAB340B型

JAC3785

鹿児島空港

喜界空港

鹿児島空港

飛行中、第2(右側)エンジンの発電機の不具合を示すライトが点灯したため引き返した。

 

2

9月3日

全日本空輸

エアバス・インダストリー式A320-211型

ANA456

佐賀空港

東京国際空港

 

飛行中、3つある油圧系統のうち1つの油圧系統の作動油量及び作動油圧が低下したことを示す計器表示があったが、飛行を継続し、東京国際空港D滑走路に着陸後、誘導路上に停止した。当該機を牽引車により駐機場に移動し、漏洩した作動油の清掃が終了するまで同滑走路が閉鎖された。

 

3

9月3日

デルタ航空

ボーイング式747-400型

DAL582

上海(浦東)

デトロイト

関西国際空港

飛行中、燃料供給系統の不具合が発生したことを示す計器表示があったため、航空交通管制上の優先権を要請のうえ、目的地を関西国際空港に変更した。

 

4

9月6日

中華航空

ボーイング式747-400F型

CAL5155

ロサンゼルス

関西国際空港

関西国際空港

飛行中、4つある油圧系統のうち1つの油圧系統の作動油圧が低下したことを示す計器表示があったが、飛行を継続し、関西国際空港B滑走路に着陸後、同滑走路上で停止した。当該機を牽引車により駐機場に移動するまで同滑走路が閉鎖された。

 

5

9月8日

ジェイエア

ボンバルディア式CL-600-2B19型

JAL2443

大阪国際空港

宮崎空港

大阪国際空港

離陸直後に機長席側と副操縦士席側との間で速度計の指示値に差が生じたため引き返した。

 

6

9月10日

ANAウイングス

ボンバルディア式DHC-8-402型

ANA331

中部国際空港

熊本空港

中部国際空港

離陸直後に客室の与圧系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

7

9月10日

エアージャパン

ボーイング式767-300型

ANA927

成田国際空港

青島(中国)

成田国際空港

飛行中、操縦系統の一部(スポイラー)に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

8

9月10日

全日本空輸

ボーイング式787-9型

ANA218

ミュンヘン

東京国際空港

中部国際空港

飛行中、主翼の防氷系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため、目的地を中部国際空港に変更した。

 

9

9月13日

日本航空

ボーイング式767-300型

JAL711

成田国際空港

シンガポール

東京国際空港

離陸上昇中、第2(右側)エンジンの抽気系統に不具合を示す計器表示があったため引き返した。

 

10

9月15日

シンガポール航空

エアバス式A380-800型

SIA12

成田国際空港

ロサンゼルス

成田国際空港

飛行中第3(右内側)エンジンに不具合が発生したため、当該エンジンを停止のうえ引き返した。

 

11

9月20日

ジェットスター・ジャパン

エアバス式A320-232型

JJP105

成田国際空港

新千歳空港

成田国際空港

飛行中、操縦室及び客室内に異臭が発生したため引き返し、た。

 

12

9月19日

ANAウイングス

ボンバルディア式DHC-8-402型

ANA341

中部国際空港

宮崎空港

 

飛行中、3つある油圧系統のうち1つの油圧系統の油量及び油圧の低下を示す計器表示があったが飛行を継続し、、航空交通管制上の優先権を要請したうえ、宮崎空港滑走路に着陸後、停止し、清掃が完了するまで同滑走路が閉鎖された。

 

13

9月29日

ジェイエア

ボンバルディア式CL-600-2B19型

JAL2839

新千歳空港

花巻空港

仙台空港

飛行中、高揚力装置(フラップ)に不具合が発生したことを示す計器表示があったため目的地を仙台空港に変更した。

 

注 :自社の乗員訓練や機体の試験等を実施中に発生したもの、鳥衝突、被雷等によるものは含まない。

注2:外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。



お問い合わせ先

国土交通省航空局安全部運航安全課
電話 :03-5253-8111(内線50122)

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