航空

旧紋別空港滑走路への誤認着陸

平成13年9月19日公表

(1)概 要

 本年7月14日、個人所属の女満別空港発紋別空港行きの小型機が、旧紋別空港の滑走路(平成11年11月11日廃止)に誤認着陸した。同機には、機長ほか同乗者2名の計3名が搭乗していたが、搭乗者の負傷、機体の損傷等はなかった。


(2)航空局の調査結果

 本事案は、機長が紋別空港の移設について知識がなく、飛行に使用したチャート、携帯用GPSのデータ等が最新の情報に更新されていなかったこと、さらには飛行計画書を提出するため東京航空局女満別空港出張所に赴いたにもかかわらず、その際に当出張所に配備された最新のAIP、ノータム等により航空情報の確認を行わないまま離陸したこと等により発生したものと推定される。


(3)航空局の対応

航空局は、重大インシデントの調査結果をもとに、社団法人日本航空機操縦士協会等に対し、同協会等の機関誌等に当該インシデントの紹介を行うこと等により自家用機の愛用者に同種事例の再発防止を図るよう要請した。

また、航空機と対空通信所間相互の意思確認が十分に行われるよう、関係機関への周知徹底を図ることとする。



ページの先頭に戻る