観光庁では、国際会議、スポーツ等の大規模イベント等の開催については、復興を海外に向けてアピールし、また、地域に大きな経済波及効果をもたらすことが期待されるため、復興を図る観点から極めて重要と考えています。
東日本大震災を受け、被災地以外においても、国際会議、スポーツ等の大規模イベント等について、開催に特段の支障がないと考えられるにもかかわらず、主催者において開催を見直す動きがあります。
このため、国際会議の主催者等に対して、観光庁から、正確な情報を迅速に提供することとし、特に、キャンセルを検討している主催者等に対しては、観光庁長官から、開催地の状況に関する情報とともに、「復興を支援していただくためにも日本で開催していただくようお願いする」旨のレターを発出し、キャンセルの拡大の防止に努めているところです。
こうした観光庁長官からのレターを発出した案件のうち、関係者のご尽力により、予定通り我が国で開催されることとなったものをご紹介します。
【事例1】
会議名:第23回国際血栓止血学会 (ISTH 2011)
開催期日:2011年7月23日-28日
開催都市:京都市(国立京都国際会館)
学会の内容:心筋梗塞、脳血栓等の血栓症、更に血友病のような出血性疾患の病態、診断、予防、治療などについて発表、討論する学会
参加予定人数:7,000名(海外6,000名、国内1,000名)約79カ国(予定)
参考URL:http://www.isth2011.com/
http://www.icckyoto.or.jp/topics/ISTH11.4.26.pdf
【事例2】
会議名: Academy of International Business 2011 Annual Meeting
開催期日:2011年6月24日-28日
開催都市:ウインクあいち(愛知県産業労働センター)
学会の内容:国際経営の研究・実務に関して発表、討論する学会
参加予定人数:1,200名(海外1000名、国内200名)約77カ国(予定)
参考URL:http://aib.msu.edu/events/2011/
【事例3】
会議名:Worldsleep2011
開催期日:2011年10月16日-20日
開催都市:京都市(国立京都国際会館)
学会の内容:睡眠学の進歩・発展に貢献することを目的とした会議
参加予定人数:2,500名(海外900名、国内1600名)約49カ国(予定)
参考URL:http://www.worldsleep2011.jp/