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ロケツーリズム連絡会主催「ロケツーリズムセミナー」が開催されました!

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最終更新日:2015年10月22日

 ロケ地の観光活用をテーマに、有志によりそのノウハウや全国の先進事例等の情報共有を図る等の活動を行っているロケツーリズム連絡会が、10月2日(金)に「ロケツーリズムセミナー」を開催しました。
 全国の自治体やフィルムコミッションを始め、民間団体から約120名の方が参加されました。
 
第2部 パネルディスカッション

第1部 基調講演

<基調講演1> 
基調講演1では、はじめに、ロケツーリズム連絡会の座長も務めている株式会社地域活性プランニング藤崎慎一代表取締役から「ロケツーリズムによる効果的なシティセールス」と題した基調講演をいただきました。
 ロケツーリズムとフィルムコミッションの違いや、静岡県河津市や神奈川県綾瀬市などの先進事例を交えたロケ地の観光活用に関する内容でした。

<藤崎慎一氏 プロフィール>
 (株)地域活性プランニング代表取締役
 86年(株)リクルート入社
 03年同社立ち上げ

「ふるさとづくり有識者会議」(内閣官房)や、経済産業省、総務省などの数々の委員を歴任するなど、ロケツーリズムのスペシャリスト
東京都、茨城県、大分県、千葉県成田市、神奈川県綾瀬市のロケーションサービスの立ち上げに関わる
国内唯一のロケ地情報誌「ロケーションジャパン」の発行や、業界No.1のロケ地検索サイト「ロケなび!」を運営
2015年夏には、日本初の「ロケ地×グルメ」のイベント「全国ふるさと甲子園」をプロデュースし成功を収めた。
<基調講演2> 
基調講演2では、映画監督の大友啓史監督を講師にお招きし、「発見から感動へ、ウインウインの関係を築くために」と題し、ご講演いただきました。
 大友監督の監督作品である「龍馬伝」や「るろうに剣心」等の撮影話をもとに、撮影スタッフが感じるその土地の印象は、地域で出会った人たちによって形成されることや、一定のルールやマナーを前提に、地域の人たちと撮影スタッフがお互いにうまくキャッチボールをすることが重要であるなど、地域住民と撮影スタッフがウインウインになる関係を築くために必要なことをお話いただきました。


<大友啓史監督 プロフィール>
1966年岩手県出身。
慶応義塾大学卒業後、90年NHK入局。ドラマ番組部に所属
97年から2年間LAにて脚本や演出を学ぶ

『ハゲタカ』「白州次郎』『龍馬伝』などを演出
イタリア賞、芸術祭優秀賞を始め国内外で多数受賞
劇場版『ハゲタカ』(09年)で映画監督デビュー
2011年NHK退局、(株)大友啓史事務所を設立
『るろうに剣心』(12年)、『プラチナデータ』(13年)を監督する
昨夏に公開された『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最後編』は2014年度邦画実写のNo.1ヒットを記録
LJ大賞の他、多数の賞を受賞
次回作は、2016年公開予定の『秘密 THE TOP SECRET』

第2部 パネルディスカッション

 第2部パネルディスカッションでは、ロケツーリズム連絡会の座長である藤崎慎一代表取締役がコーディネーターを務められ、ゲストとして映画監督である大友啓史監督、パネリストとして、神奈川県綾瀬市環境経済部商工振興課岩見照人課長、相模鉄道株式会社営業部和田潤一郎営業課長、ロケーションジャパン山田実希編集長が登壇されました。
 大友監督より、映画をつくる上で一番大事なのは準備であり、準備時期にどれだけ地域の皆さんとコミュニケーションをとれるかが重要であるなど、ロケを円滑に進めるために必要なことをお話いただきました。
 また、相模鉄道株式会社和田営業部長より、ロケツーリズムの取り入れ方と観光客誘致への繋げ方や、ロケ地マップ作成と活用についお話いただきました。官民一体でロケツーリズムを推進している綾瀬市岩見課長からは、ロケ地受入対応の仕方や、市民エキストラの導入など、ロケツーリズムにおける地域の盛り上げ方について、事例を交えてお話いただきました。
 さらに、全国各地のロケツーリズムの取組を見てきた山田編集長より、各地でのロケツーリズムの広がりと盛り上がりについてお話いただくなど、ゲスト、パネリストの皆様から今後ロケを受け入れる側が是非とも聞きたい内容をたくさんお話いただきました。
 その他にも、ロケをする側と受け入れる側の関係や、版権問題なども議論されるなど、今後ロケツーリズムを推進していく上で、有意義な内容でした。
 

ロケツーリズムセミナー参加者の声

・藤崎さんと大友監督のパネルディスカッションがとても勉強になった。地域の盛り上がりと美味しいものの繋がりは大事だと思った
・大友監督の話は、現場の生の声としてとても参考になった。
・実際に事例や成果を見てロケツーリズムの可能性と人間関係の積み重ねが形になり、広がることを再認識した。
・ロケツーリズムの仕組みが分かったことにより、シティセールスにおける課題が整理されるとともに、資源の活用方法が明確になった。
・映画関東、行政、民間企業と様々な立場から実践的なお話が聞けて大変有意義な内容だった。

※他にも多数のご意見をいただいております。
 

ロケツーリズム連絡会の今後の取り組みについて

 ロケツーリズム連絡会の今後の取り組みとして、来年1月下旬から2月上旬頃に第9回ロケツーリズム連絡会を開催し、情報交換等を行う予定です。
 

ロケツーリズム連絡会とは

 ロケツーリズムによる観光誘客を図ることを目的に、全国の自治体に加え、ロケ地提供者や制作者、旅行会社、鉄道会社、大学などの産学官の多様なメンバーにより、情報交換や、全国の取り組み事例集の作成等による情報の共有や地域で成功させるための仕組みの追求を行っています。
 平成24年度に観光庁の呼びかけにより立ち上がったロケツーリズム研究会が発展したもので、平成25年度には全国の取り組み事例をまとめた事例集を作成、平成26年度にはロケツーリズムのノウハウをまとめたマニュアルを作成するなど、それら全てがメンバーの有志により実施されています。
このページに関するお問い合わせ
観光庁観光地域振興部観光資源課
大岡、日野
代表 03-5253-8111(内線27824)
直通 03-5253-8925
FAX 03-5253-8930

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