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「平成26年度 若者旅行振興連絡会」開催報告

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最終更新日:2015年3月18日

 観光庁は平成22年度より産学官からなる若者旅行振興研究会(一期:H22.7~H23.6、二期:H23.11~H24.6)を開催し、若年層の旅行傾向や振興の具体策について議論を行い、観光関係者、地域関係者への提言をとりまとめ、公表を行ってきました。
 その後、上記提言も踏まえつつ、観光庁として若者旅行を応援する取組の表彰や「若旅★授業」など、若者旅行振興に資する取組を進めています。
 本連絡会では、これまでの観光庁の取組について報告・レビューを行い、今後の施策に反映させ、併せて、各メンバーで実施している若者旅行振興に関する取組について、情報共有を行いました。

以下のとおり、若者旅行振興連絡会を開催しましたので、その概要をお知らせします。
・日時 平成27年2月20日(金)13:30~15:30
・場所 観光庁国際会議室
・出席者 出席者名簿参照

1.議題

・観光庁よりこれまでの取組の報告
・各メンバーからの取組発表
・意見交換

2.意見交換の概要

(大学関係者)
〇最近だと、大学と民間企業がコラボレーションして造った旅行商品などが多いが、大半は「プランを造る」ということに主眼が置かれており、そのプランの結果分析が為されていない。今後は、企画で得られた結果をもとに、「良い商品」を展開していくことが重要である。
〇地方の高校においても、地域の活性化という観点から、観光に対する注目が高まっている。部活動のように、学生が観光について学べる枠組みについて考えてみては、と感じる。
 
(民間企業)
〇女性に比べて男性は相変わらず旅行に対する意欲が低いが、恋人に連れられて旅行に行く男性が多いので、女性にたくさん旅行に行ってもらえば男性の旅行回数も増えてくるのではないか。
〇女性への旅の魅力を発信する手段として、旅に特化したサイトだと、旅を検討している女性にしか見られることはない。まだ旅を意識していない女性への働きかけとして、ファッション、美容、エンタメ、恋愛などのライフスタイル全般の情報の一つとして、旅の情報を入れ込み、彼女たちの旅に対する情報接触量を増やして潜在客層を開拓していくことが重要。また、旅行に行った女性が旅先でどう楽しんだのかをストーリー化して伝えると効果的。
〇男子は明確すぎるくらいの目的意識(サークルの合宿、スポーツの大会等)がないとなかなか旅行に行かない。
〇アニメやゲームのファンは、同じ趣味嗜好を持つ相手とのコミュニケーションを求めているので、地方部において、彼らが一斉に集まれる場を提供すれば、アニメやゲームをテーマにした旅行をし始めるかもしれない。
〇観光庁の「若旅★授業」については、都市部よりも地方部で行うことが重要である。また、旅行の楽しさを伝えるだけではなく、観光が地域にもたらす効果などを併せて伝える必要があるのではないか。
〇何故、若者が旅に行かないのか、という原因がまだ解明されていない。原因を突きとめたうえで明確なターゲット設定を行うことが重要。
〇観光庁の若者旅行を応援する取組表彰について、話題作りにも力を入れるべきである。近年だと、ハロウィンやオクトーバーフェスタの火付け役となった若者たちのように、この層を刺激すればたくさんの若者に情報が電波していくのかということについて調査した方が良い。
 
(観光関係団体等)
〇若者のパスポートや運転免許証の取得に係る費用の割引や免除を行った場合に、観光に対してどのくらい効果があるのかということについて検討の余地がある。
〇将来の観光人材の育成という観点から、産学官で観光関係のインターンシップを拡大させることが重要である。
〇各社が進めている取組も大事だが、バラバラではなく、それをどのようにまとめ上げ、社会的なムーブメントに高めていくかという点について議論が必要。
 
(学生)
〇特に高校での「若旅★授業」の実施について、鉄道科などの観光に馴染みの深い学科に焦点を当てて実施した方がいいかもしれない。

3.配布資料

このページに関するお問い合わせ
観光庁 観光地域振興部 観光資源課
水口(みなくち)、木村
代表  03-5253-8111(内線27-802、27-824)
直通  03-5253-8925  FAX  03-5253-8930
Email wakamono-ryokou@mlit.go.jp

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