官庁営繕部では、本格的な少子・高齢社会の到来を背景として、ユニバーサルデザインの実現を目指し、高齢者・障害者等を含むすべての人が、安全に、安心して、円滑かつ快適に利用できる官庁施設を目指し、施設整備等を進めていくこととしています。 平成18年には「官庁施設のユニバーサルデザインに関する基準」を制定し、法令において求められる内容を満たすのみではなく、地域住民を含めた施設利用者等から意見聴取を行うユニバーサルデザインレビューの実施、地方公共団体等との連携による周辺地域との一体的なバリアフリー化の実施などにより、すべての人が、安全に、安心して、円滑かつ快適に利用できることを目指した整備を推進しています。
■官庁施設のユニバーサルデザインに関する基準
■官庁営繕におけるユニバーサルデザインの実現を目指した取組み(2015/4/8掲載)
ユニバーサルデザインレビューとは、ユニバーサルデザインの視点に立ったニーズの把握、解決策の検討、評価、フィードバック(以降の施設整備への評価結果の反映)といった一連の作業を施設整備の各段階(企画・設計・施工・フォローアップ段階等)において繰り返し行うことで、常に前の段階よりも高い水準を達成しようとするスパイラルアップの取組みのことです。
官庁施設を新築する際には、施設の用途・規模や立地する地域の特性などの施設の特性に応じ、適切な段階でユニバーサルデザインレビューを実施しています。施設の特性によっては、ワークショップの実施等により、地域住民を含めた施設利用者、専門家、地方公共団体、周辺事業者等から意見聴取を行う場合もあります。