歴史的建造物は、豊かな街並みを形成すると共に地域のランドマークとして存在し、地域の個性的な魅力を形成する重要な要素の一つとなっています。
建造物は、経年による老朽化によって耐久性が落ちたり、求められる機能性の低下がみられるようになります。その一方で時間の経過とともに、歴史的価値観の向上や市民の愛着が深まるなど、多様な価値が顕在化してきます。経年によって建替えるだけではなく、その多様な価値を認めたうえで保存・活用するという考えに基づいて、歴史的建造物の保存や積極的な活用についての取り組みを実施しています。
国土交通省官庁営繕では、歴史的・文化的な多様な価値を有する歴史的建造物について、その個性を活かしつつ魅力を引き出し、より効果的に活用できるような整備を推進しています。
◇ 迎賓館
◇ 中央合同庁舎第6号館 赤れんが棟
◇ 横浜第二地方合同庁舎
◇ 新宿御苑 旧洋館御休所
◇ 京都御苑 拾翠亭 (復原保存)
◇ 国立国会図書館 国際こども図書館(免震レトロフィット)
◇ 横浜税関 本関
◇ 海上保安大学校 煉瓦ホール
◇ 総理大臣公邸
◇ 京都御苑 旧閑院宮邸跡
◇ 京都御苑 堺町御門
◇ 横浜地方気象台
◇ 彦根地方気象台
◇ 神戸地方・簡易裁判所(部分保存)
◇ 神戸税関 本関(部分保存)
◇ 横浜地方・簡易裁判所(部分保存)
◇ 中央合同庁舎第7号館 保存棟(部分保存)
◇ 国立西洋美術館 本館(免震レトロフィット)
◇迎賓館赤坂離宮改修における建築に係る工芸美術の技の継承と担い手確保の取組のページはこちら。
国宝である迎賓館赤坂離宮の改修においては、建築に係る工芸美術の技が随所に必要とされます。
その技を受け継ぐ職人の数は年々減少しており、担い手の確保は重要な課題になっています。
工芸美術の担い手確保に向け、国宝である迎賓館赤坂離宮の改修工事における工芸美術の技を
受け継ぐ職人の方たちを顕彰し、工芸美術の魅力を広く発信します。