空気調和システムは、建築物を運用管理するために使用されるエネルギー消費量の多くを占めています。このため、空気調和システムのライフサイクルエネルギーマネジメント(LCEM)を推進することは、地球温暖化対策及び光熱水費削減のための重要な取り組みの一つとなっています。
しかしながら、空気調和システムは、常に変動している気象状況・室内状況に対応し運転する必要があること、システムを企画・設計・施工・運用管理する者が異なること等の様々な理由から、ライフサイクルを通じたエネルギーの管理が難しい状況にあります。
こうした状況を踏まえ、ライフサイクルを通じて、空気調和システムのエネルギー性能を向上させるために、平成21年度の全国営繕主管課長会議の付託事項として本ガイドラインをとりまとめました。
○空気調和システムのライフサイクルエネルギーマネジメントガイドライン