大深度地下利用

大深度地下使用法の使用認可を受けた事業

 ここでは、大深度地下の公共的使用に関する特別措置法が施行されてから、現在までに事業間調整を経て、大深度法の使用認可を受けた事業について紹介します。
【神戸市大容量送水管整備事業(H19.6認可)】
 平成19年6月19日に兵庫県が大深度地下使用の認可・告示を行いました。
 本事業は、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、危険分散も考慮した市街地を通る耐震性の高い送水幹線を整備するものです。
 本線延長は12.8kmであり、そのうち大深度地下使用法を適用した範囲は約270mです。しかし大深度地下使用法の認可により総延長は約1km短縮され、工期も約5ヶ月短縮することができました。また工事費に関しても約23.4億円縮減することが見込まれます。
 事業の詳細は神戸市HPをご覧ください。
【東京外かく環状道路(関越道~東名高速)(H26.3 認可)】
平成26年3月28日に国土交通大臣が大深度地下使用の認可・告示を行いました。
 東京外かく環状道路は、東京都心から約15km圏に位置し、首都圏の交通渋滞の緩和、環境の改善等を図ることを目的に計画された総延長約85kmの環状道路です。
 本事業は、関越道から東名高速を結ぶ延長16.2kmの道路事業であり、そのうち大深度地下使用法を適用した範囲は約14.2kmです。
 事業の概要については、国土交通省東京外かく環状国道事務所HPをご覧ください。
【中央新幹線(東京都・名古屋市間)(H30.10 認可)】
 平成30年10月17日に国土交通大臣が大深度地下使用の認可・告示を行いました。
 中央新幹線は、東京都・大阪市間を超電導磁気浮上方式で走行する高速鉄道で結ぶことにより、速達性が向上されるとともに、中央新幹線及び東海道新幹線の二重系化により災害リスクに対する機能が強化される等、三大都市圏(東京圏、名古屋圏及び関西圏)を高速かつ安定に結ぶ幹線鉄道路線の充実を図ることを目的に計画された事業です。
 本事業は、品川・名古屋間を結ぶ延長約285.6kmの鉄道事業であり、そのうち大深度地下使用法を適用した範囲は約50.3kmです。
 事業の概要等については、JR東海HPをご覧ください。
         ・JR東海HPへ
【一級河川淀川水系寝屋川北部地下河川事業(H31.3 認可)】
 平成31年3月18日に国土交通大臣が大深度地下使用の認可・告示を行いました。
 一級河川淀川水系寝屋川北部地下河川事業は、寝屋川流域において頻発する浸水被害の軽減を図ることを目的に計画された延長約14.3kmの地下河川です。
 本事業は寝屋川北部地下河川排水機場から鶴見立坑を結ぶ延長約4.6kmの河川事業であり、そのうち大深度地下使用法を適用した範囲は約2.2kmです。
 事業の概要等については、大阪府HPをご覧ください。
         ・大阪府HPへ

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