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ヒートアイランド対策
ヒートアイランド対策
本サイトは、ヒートアイランドに関連する国土交通省の取組を紹介するページです。ヒートアイランド現象の把握や対策の検討のための情報収集にご活用ください。内容は随時更新していきます。
更新履歴:
2017. 2.14 セミナー「地球温暖化への適応に向けて」の資料へのリンクを追加
2014. 9. 2 「都市の熱環境対策評価ツール(国総研)」へのリンクを追加
2014. 7.24 「ヒートアイランド監視報告(平成25年)を公表」
2013.11. 6 気象庁報道発表へのリンクを追加
2013. 7.16 植生指標(NDVI)データへのリンクを追加
2013. 7. 1 開設
ヒートアイランド(heat island=熱の島)現象とは、人間活動が原因で都市の気温が周囲より高くなることをいいます。地図上に等温線を描くと、高温域が都市を中心に島状に分布することから、このように呼ばれます。都市の気温上昇に伴って、生活上の不快や熱中症等の健康被害の拡大、生態系の変化等が懸念されています。
ヒートアイランドの主な原因としては、下図のように、人工排熱、地表面の人工被覆、及び都市密度の高度化が挙げられます。
詳細は、気象庁「ヒートアイランドの知識」をご覧ください。
http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/himr_faq/index.html
■ヒートアイランド監視報告
ヒートアイランド対策の推進、ヒートアイランド現象に関する調査研究の促進および科学的知見の普及に寄与することを目的に、観測データや分析結果を気象庁が提供しています。
http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/himr/index.html
ヒートアイランドに影響する土地の利用形態(地表面の被覆状況)等の地理的情報を数値化したものとして、下記のデータが挙げられます。これらについては、ヒートアイランド監視報告でも使用されています。
■国土数値情報:土地の利用形態
森林や建物、湖沼河川といった、土地の利用状態について昭和51年、62年、平成3年、9年、18年、21年の各年のデータが整備され公表しており、土地利用状態の変化も把握することが可能です。
http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/
(国土政策局)
国土数値情報を用いた事例
都市化率の推移に関する地図
(総合政策局作成)
■基盤地図情報:標高(地形)
地表面の標高(地形)を把握することができます。
http://www.gsi.go.jp/kiban/
(国土地理院ホームページ)
■植生指標(NDVI)データ
植物の量や活力を表すデータです。
http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/index.html?tab=1&dir=NDVI#tab=1&dir=NDVI
(国土地理院ホームページ「地理院地図」(地図表示))
http://www1.gsi.go.jp/geowww/EODAS/ndvi-download.html
(国土地理院ホームページ(データダウンロード))
■ヒートアイランド対策大綱
「ヒートアイランド対策大綱」(平成16年策定、平成25年改定)に基づいて、関係府省が連携してヒートアイランド対策を推進しています。
「ヒートアイランド対策大綱」(平成25年5月8日 ヒートアイランド対策推進会議決定)
■国土交通省の主な取組
・緑化の推進
屋上緑化、壁面緑化等の推進や、緑化地域制度や緑化施設整備計画認定制度の活用による緑化を推進しています。
(屋上・壁面緑化)
http://www.mlit.go.jp//crd/park/shisaku/gi_kaihatsu/okujyo/index.html
http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi10_hh_000230.html
(緑地保全・緑化)
http://www.mlit.go.jp/crd/park/shisaku/ryokuchi/index.html
・低炭素まちづくりの推進・ヒートアイランド現象緩和に向けた都市づくり
「都市の低炭素化の促進に関する法律」に基づき、ヒートアイランド対策も含め、都市機能の集約化とそれにあわせた公共交通機関の利用促進を軸とした低炭素まちづくりを推進しています。
http://www.mlit.go.jp/toshi/city_plan/eco-machi.html
低炭素まちづくり実践ハンドブックの別冊として、「ヒートアイランド現象緩和に向けた都市づくりガイドライン」を策定しています。
https://www.mlit.go.jp/common/001023246.pdf
・住宅・建築物の省エネ性能の向上
省エネルギー性能の優れた建築物の普及促進により、人工排熱の低減を図ります。
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_mn_000007.html
・
下水再生水の利用等
下水再生水の利用、水と緑のネットワークの創出により、地表面被覆の改善を図り、ヒートアイランド対策を推進しています。
http://www.mlit.go.jp/crd/sewerage/sesaku/05mizujunkan.html
・
打ち水の実施による国民へのヒートアイランド問題の意識向上
ヒートアイランド問題における水の二次利用、水の循環の重要性への関心を喚起するため、広く国民に楽しく「打ち水」に参加してもらう「打ち水大作戦」を官民の協調により全国で展開しています。
http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/mizsei/tochimizushigen_mizsei_tk1_000023.html
・緑のカーテン
アサガオやゴーヤ等つる性の植物を建築物の壁面や窓の外側を覆うように育てて緑化を行うもので、その取組の普及啓発に努めています。
http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi10_hh_000128.html
・参考 セミナー「地球温暖化への適応に向けて」資料
(1)都市生活分野(ヒートアイランド・暑熱)
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_fr_000131.html
(2)自然災害・水資源分野(水資源・水害)
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_fr_000134.html
(3)国土交通分野の適応策全般
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_fr_000135.html
・参考 <
ヒートアイランド対策に関する科学的情報の可視化事例集
>(PDFファイル:2.6㎆)
本事例集は、「科学的知見を活用」し、それらを「可視化」するという観点からヒートアイランド対策の普及促進をねらったものです。
科学的・中立的な情報を活用することにより、客観的な資料に基づく現状認識のもとで対策導入の必要性を議論することができます。
また、適切な可視化技術を用いてヒートアイランド現象あるいは対策の効果について視覚的に表現することにより、主体感で現状認識を共有することができます。例えば以下の状況においての使用を想定しています。
・地方公共団体内部での合意形成
・住民へのわかりやすい説明材料の提供
・都市の開発関連事業の効果測定
本資料により、これまで十分に可視化を活用していない地方公共団体や企業に対しても利用の裾野が広がることを期待しています。
■気象研究所の取組
気象庁気象研究所では、ヒートアイランドを含む都市の気象現象を再現できるようにするため、都市域の地表面状態(都市キャノピー)を組み込んだ都市気象モデルの開発を進めています。
http://www.mri-jma.go.jp/Dep/ap/ap_2.html
■国土技術政策総合研究所の取組
国土技術政策総合研究所では、CFD(数値流体力学)に基づく「街区モデル」の開発を進めています。このモデルを基に、パソコンで簡易に様々なヒートアイランド対策の効果のシミュレーションができる「都市の熱環境対策評価ツール」を開発しています。
都市の熱環境対策評価ツール
(国総研ホームページ)
気象庁の熱中症対策情報のポータル
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/netsu.html
環境省熱中症予防サイト(暑さ指数)
http://www.wbgt.env.go.jp/mail_service.php
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