平成29年11月7日

建設技能者の就業履歴や保有資格を業界統一のルールで蓄積する「建設キャリアアップシステム」が平成３０年秋に運用開始されることを踏まえ、システムの導入が技能者の処遇改善に繋がるよう、システムに蓄積される情報を活用した技能者の能力評価のあり方について検討を行う「第１回建設技能者の能力評価のあり方に関する検討会」を開催します。

　
　人口減少や高齢化が進む中、建設産業は他産業と比較して高齢者が多い産業構造となっており、近い将来において、これらの高齢者の大
量離職が見込まれることから、中長期的な担い手の確保が急務となっています。 　
　今後、担い手を確保していくためには、更なる処遇改善の取組を進めていく必要がありますが、建設技能者は、様々な事業者や現場におい
て経験を積んでいくため、個々の能力が統一的に評価されにくく、また、現場管理や後進の指導など一定の経験を積んだ者が果たしている役
割が処遇に反映されにくい環境にあります。
　来年（平成３０年）秋には、建設技能者の就業履歴や保有資格を業界統一のルールで蓄積する「建設キャリアアップシステム」が運用開始さ
れる予定です。
　システムの導入を技能者の処遇改善に繋げていくためには、システムに蓄積される就業履歴や保有資格といった情報を活用した技能者の
能力評価のあり方について検討を行う必要があり、今般、学識経験者や建設業関係団体から構成される「建設技能者の能力評価のあり方に
関する検討会」を設置します。システムの運用開始を見据えながら、年度内の中間とりまとめを行うべく、第１回検討会を以下のとおり開催い
たします。 　

　１．日　　時：平成２９年１１月１３日（月）１０：００～１２：００ 　
　２．場　　所：建設業振興基金５階５０１会議室
　　　　　　　　　（東京都港区虎ノ門４－２－１２　虎ノ門４丁目ＭＴビル２号館） 　
　３．主な議題（予定）：建設業の現状、建設キャリアアップシステムの概要、諸外国における能力評価制度、
　　　　　　　　　　　　　　国内における建設技能者に関する資格制度　等 　
　４．その他 ： 　　
　　※検討会の委員や検討内容、スケジュール等については別添資料をご覧ください。 　　
　　※会議は非公開としますが、会議の冒頭（挨拶まで）カメラ撮りが可能です。
　　　撮影をご希望の報道関係者は、１１月９日(木)１７：００までに別紙の取材申込書にてお申し込みください。 　　　　
　　※また、会議終了後の当日１３：３０より、国土交通省にて議事に関するブリーフィングを予定しています。
　　　参加ご希望の報道関係者は、同様の方法にてお申し込みください。 　　　　
　　※会議資料は、後日、当省のホームページにて公表する予定です。