報道・広報

メトロセブ都市交通セミナーの開催について(結果報告)

平成26年11月19日

 フィリピンでは、経済発展を続ける主要都市圏において、急速な人口増加に伴う交通渋滞等の都市問題が深刻化しています。
 この度、国土交通省では、フィリピン国セブ市においてメトロセブ開発調整委員会とともに、メトロセブ都市交通セミナーを開催いたしましたので、お知らせいたします。
 本セミナーは、日本の公共交通と一体的となった都市開発や、それを支える日本の都市交通システムの事例・技術、運営手法の紹介、ひいてはセブの都市関係事業における我が国企業の参画を推進するため、両国政府、地方自治体並びに民間企業等が参加して実施したものです。

開催概要

 (1)日程  平成26年11月11日(火)11:00~16:00
 (2)会場  フィリピン国セブ市「ラディソン・ブル ホテル」
 (3)主催  国土交通省、フィリピン国メトロセブ開発調整委員会(共催)
 (4)後援  (独)国際協力機構
 (5)参加者 約100名(フィリピン側:約80名、日本側:約20名)
 (6)出席者
[日本側]
国土交通省 都市局 都市計画課 都市計画調査室長 中村 英夫、桑原 正明
在フィリピン日本国大使館、(独)国際協力機構、横浜市、三菱重工業(株)ほか
[フィリピン側]
メトロセブ開発調整委員会 副議長 ロベルト アボイティス
運輸通信省 次官補 シェリエリーゼ・ボニファシオ
フィリピン下院 ラウルデルマール議員
その他各地方政府、公営事業所 企業ほか

セミナー結果概要

・冒頭、アボイティス副議長より、都市交通分野における日本の技術協力がセブ都市圏の開発に貢献すること、双方の協力で開催する本日のセミナーで日本の経験と技術への理解を深めることへの期待等の挨拶を行った。
・続いて、中村室長より、公共交通と一体となった都市開発の必要性を踏まえつつ、セブ都市圏の更なる発展と都市交通システム整備に対して日本が貢献できることの表明等の挨拶を行った。
・セミナーでは、日本側より、都市問題に対する公共交通整備と一体となった我が国における都市交通システムの役割に関する説明、現在JICAによる支援が実施されているセブ都市圏における都市開発ビジョンおよび都市交通システム整備方針の紹介、日本の地方自体における都市交通システムの計画・整備の事例と技術に関するプレゼンテーションが行われた。
・フィリピン側からは、フィリピンの都市交通政策の概要、日本における都市交通システムの調査の報告、現在セブ都市圏において計画されている都市交通システムのプレゼンテーションが行われた。
・その後、セブにおける都市交通システムの導入について議論がなされた。以上を踏まえてセミナーを総括し、日本の経験をもとに計画を実行に移すうえでの大変有意義なセミナーであり、セブ都市圏における交通諸問題の解決に向け関係者一体となり取り組んでいくことで一致し、閉会した。

お問い合わせ先

国土交通省都市局都市計画課都市計画調査室 桑原、太田
TEL:(03)5253-8111 (内線32672) 直通 (03)5253-8411 FAX:(03)5253-1590

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