報道・広報

まちづくりの担い手を育てるために ~「まちづくり活動の担い手のあり方検討会」のとりまとめについて~

平成29年10月26日

 国土交通省では、まちづくり活動の環境を整備し、担い手を育てるため「まちづくり活動の担い手のあり方検討会」において議論を重ね、施策の方向性をとりまとめました。

  都市を豊かで快適な空間にしていくため、行政だけでなく、公共スペースの活用、歴史的環境の保全、賑わい創出のイベント開催など、民間
によるまちづくり活動が広がりつつあります。民間の自立的、持続的なまちづくり活動がさらに広がり定着するよう施策を講じることが求められ
ます。
 国土交通省では、昨年11月に「まちづくり活動の担い手のあり方検討会」を設置し、まちづくり論を代表する有識者の方々を委員に招き、計5
回にわたり、民間のまちづくり活動の現状、担い手に期待する役割、組織化や財源・人材の確保などの諸課題、行政による支援のあり方につい
て整理し、これらの活動を支えるために必要な方策を検討し、別添のとおりとりまとめました。

 今回のとりまとめでは、
 ・財源確保の手段を「公助」「共助」「自助」に分類し、活動の内容・性格に応じ組み合わせて活かす
 ・イニシャルコストに対する金融支援など、まちづくり活動のスタートアップの支援方策
 ・ドイツで定着しているシュタットベルケ※の日本版と言うべき、事業収益をまちづくりに還元する取組の推進
 ・屋外広告物に係る規制の弾力化など、パブリックスペースの柔軟な利活用
 ・人材確保に向け担い手となる専門家の業績が適切に評価される「ローカルキャリア市場」の確立
などの内容が盛り込まれています。

 今後、とりまとめた内容と別添「施策の方向性」に基づき、具体的な施策の検討に繋げてまいります。

※ シュタットベルケ 電力等の地域エネルギー事業により一定の収益を確保し、その収益を活用して必要なサービスを提供し地域課題の解決に貢献する公共事業体。

 添付資料及び過去の会議資料については、以下の国土交通省HPに掲載しております。 
   http://www.mlit.go.jp/toshi/toshi_tk1_000028.html

お問い合わせ先

国土交通省都市局都市政策課 児玉・林
TEL:03-5253-8111 (内線32202、32235) 直通 03-5253-8422 FAX:03-5253-1586

Get ADOBE READER

別ウィンドウで開きます

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。

ページの先頭に戻る